夏目漱石 他
角川文庫
2018.9.12読了
☆☆☆
ビブリアの続編ではありません。本編で登場した古書のうち、著者が選んだ12作品を掲載した(抜粋もあり)アラカルトのような1冊。所詮、他人の作品の寄せ集めだし、著者はあとがきしか書いてないし、出版社も違うし、まぁ、ビブリアの便乗商法みたいなもんですな(笑)。しかし、本編で気になった物語が(さわりだけでも)読めたり、ビブリアのストーリーを思い返したりと、それなりには楽しめました。ちなみに読んだ感想は
・古い作品は、書かれた当時の世情や人々の嗜好などを知らないと理解できないし、良さもわからないので難しい
・そんな中、やはり時代を超えて楽しめる、色褪せない作品というのはある
・今回収録されている作品の中では、ロバート F ヤングの「たんぽほ娘」が、そういう意味では意外とおもしろかった
・太宰治はボクには合わない、というのか再認識できた(笑)
といったところかな。