逆流
笹本稜平著
双葉文庫
2018.4.25読了
☆☆☆☆
越境捜査
の第4弾。このシリーズ、こんなに続くとは思ってなかったな(失礼・笑)。シチュエーションが特異なので、ネタ切れを心配したんだけど・・・。警視庁や公安など、警察組織の巨悪を退治してきた主人公たち。今回のターゲットは黒幕の大物政治家。権力をかざして封じ込めにかかる敵に対し、正義を盾に真っ向勝負・・・ではなく、毒を持って毒を制す的な対処が痛快なところ。“刑事がそこまでやるんかい”と、そういう意味での“越境捜査”、ますます力が入ってます。