読書感想(165)「果つる底なき◆池井戸潤」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

果つる底なき

池井戸潤著

講談社文庫

2018.2.5読了

☆☆☆☆

江戸川乱歩賞を受賞した、著者のデビュー作。もともと三菱銀行(当時)に勤めていただけあって、銀行の業務、内部事情などの描写はかなり緻密。今でこそ、半沢直樹シリーズのヒットなんかで金融業界舞台の小説も確固たる地位を築いているけど、20年前では新ジャンルの作品として相当インパクトがあっただろうね。そんなことを感じさせる力作です。