読書感想(162)「架空通貨◆池井戸潤」架空通貨 池井戸潤著 講談社文庫 2017.12.26読了 ☆☆☆ 著者得意の、金融界を舞台にしたフィクション。企業の計画倒産、煽りを食う協力企業、マネーロンダリング・・・よく練られたストーリーではあるが、如何せん15年以上前に書かれた作品なので、ディテールに違和感があるのは否めない。しかしそれを差し引いても、ありえない状況や無理のある展開は、ちょっと現実離れしているので星3つ。