読書感想(146)「砂漠の悪魔◆近藤史恵」砂漠の悪魔 近藤史恵著 講談社文庫 2017.7.10読了 ☆☆☆ ちょっとしたきっかけで、何の不自由もない恵まれた生活が暗転し始める。負のスパイラルはどんどん深みにはまっていき、いつ希望の光が見えるんだろうと読み進むと、最後はとんでもない奈落に突き落とされてしまう。読み応えはあるが、感動も感傷もなく読後感は暗く重い。近藤史恵さんって、こんな作品も描くのですね。