春や春
森谷明子著
光文社文庫
2017.6.6読了
☆☆☆☆
“俳句甲子園 ”を目指す女子高生たちの青春物語という、普段はあまり読まないタイプの本だけど、面白くて一気に読んでしまいました。ボクは俳句はまったくのシロウトなので、作句するときの言葉の選び方、鑑賞のポイント、俳句甲子園という競技など全てが興味深く、勉強にもなりました。しかしこういう作品って、小説を書くのに加え、相当数の俳句(しかもあえて優劣をつけたもの)を作らなくてはならないから、そちらの能力も必要。森谷明子さんって、かなり力のある作家さんですね。