読書感想(142)「春や春◆森谷明子」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

春や春

森谷明子著

光文社文庫

2017.6.6読了

☆☆☆☆

俳句甲子園 ”を目指す女子高生たちの青春物語という、普段はあまり読まないタイプの本だけど、面白くて一気に読んでしまいました。ボクは俳句はまったくのシロウトなので、作句するときの言葉の選び方、鑑賞のポイント、俳句甲子園という競技など全てが興味深く、勉強にもなりました。しかしこういう作品って、小説を書くのに加え、相当数の俳句(しかもあえて優劣をつけたもの)を作らなくてはならないから、そちらの能力も必要。森谷明子さんって、かなり力のある作家さんですね。