広島BOCCA | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

【12月28日(水)】
山形にあるレストラン“アルケッチァーノ ”。そのオーナーシェフの奥田政行 氏が姉妹店の“宮島BOCCA ”に来店して、ジビエのスペシャルディナーを提供するという企画があったので参加してきました。



まず、奥田シェフから料理のコンセプトの説明。基本は“生産者のほうを向いた料理”だそうで、地元の食材を可能な限り生かす真摯な取組みがすばらしい。

そして、料理はいきなり前菜からジビエの登場です。
 
鹿背肉と春菊とパン粉

ちなみにこの鹿は東広島産。


 
イノシシのフィレ肉と大根とグリーンペッパー

 
鹿肉のローストとジャガイモピューレとイチジクソルベ


おっと、ワインのこと書き忘れてました。この日はエノテカさんのプロデュースで、BELLAVISTAのスパークリングに始まり、CAMARCANDAやBORDEAUXもあったかな。あと、賀茂泉の社長さんが参加されてたこともあり、賀茂泉朱泉本仕込みとマリアージュさせるなど、こちらもなかなかの充実ぶりでした。

イノシシのモモ肉といろんな野菜とフローレンスフェンネル


イノシシと鹿のシリーズ、まだ続きます。
  
イノシシの八角赤ワイン煮とゴルゴンゾーラのリゾット


イノシシとゴボウのスープ


 中には具がゴロゴロと。



イノシシのチブレオ

チブレオとは内臓料理のことで、これはレバーがメイン。


メニューには無かったパスタも出てきました。

 
鹿肉のパッパルデッレ

黒胡椒を練り込んだパスタは風味抜群。


 
木イチゴのロールケーキ


見事にイノシシと鹿だけのコース。しかし、それぞれ香りを変え、味に軽重を、そして温度差まで付けているので、まったく飽きない。そしてもちろん、素材の風味の活かし方は抜群。一風変ったメニュー構成でも、なぜ奥田シェフの料理が評価されるのか充分理解できたディナーでした。


ところで、この日店内には広島ホームテレビの取材が入ってて、シェフのインタビューや食事のシーンを撮っていたけど、あれってオンエアはいつなんだろ。