シャイロックの子供たち
池井戸潤著
文春文庫
2016.12.7読了
☆☆☆
シャイロックは、あの「ヴェニスの商人」に出てくる悪名高い金貸しで、その子供というのは、銀行で融資を扱う行員たちのこと。ある銀行の支店で発生した不可解な出来事を辿っていくと、とんでもない不祥事につながっていた、というお話。しかし著者が描く銀行は、すさまじい人間関係の坩堝なんだよね。面白くなくはないけど、ちょっとボクには合わないな。半沢直樹 シリーズほどの爽快感もないし。また「下町ロケット 」みたいな作品を読みたいです。