読書感想(123)「迷子の王様◆垣根涼介」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

迷子の王様

垣根涼介著

新潮文庫

2016.12.2読了

☆☆☆☆



やっぱりそうなったか。君たちに明日はないシリーズ 、本編で完結です。同業者にヘッドハンティングされる人、培った技術で新しい事業にチャレンジする人、リストラを宣告されながらも颯爽と次の世界に踏み出していく人たち。そして最後は真介自身が無職に・・・。過去に囚われず、将来を案ぜず、今を精いっぱい頑張る。その積み重ねが結果的に苦境を救うことになる・・・かもしれない、というのがメッセージかな。ちなみにラストシーンの七里ヶ浜ファーストキッチン、R134、江ノ電・・・いい景色です。