読書感想(121)「永遠のディーバ◆垣根涼介」 | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

永遠のディーバ

垣根涼介著

新潮文庫

2016.11.14読了

☆☆☆☆




リストラ請負人が主人公の“君たちに明日はない”シリーズの第4弾(1~3弾はここ⇒ )。登場人物の人間味あるキャラクター、知的でテンポのいい会話、相変らずこのシリーズ面白いです。しかし本書は単に面白いだけでなく、「人は何のために働くのか」「その人にとって仕事とは何か」といった、働くことの意義を模索する内容で、なかなか考えさせられます。ストーリーも、希望退職に応じる人を引留める話だったり、前向きに転職していく話だったりと、3作目までとはちょっと毛色が違う。そろそろ終着点に向けて着陸態勢に入ったって感じかな。