今月はいつにも増して出張が多く前半2週間で7日、連休明けからも1週間出っ放しの予定。仕事はともかく、ブログの更新が滞るのが気懸りだなぁ(笑)。
そんな訳で、久々の記事は1ヵ月前、まだ夏真っ盛りの頃のディナーの記録です。
5月に初めて訪問 したとき、なかなかハイレベルな料理を楽しませてくれたLeK2(ルカドゥ) 。今回は食材をリクエストして、ちょっとハードルを上げてみました。その食材とは、サンマと夏野菜の代表ナス。さてさて、どんな作品に仕上げてくれるのかな。
DOSNON RECOLTE NOIRE
ちなみにこの日のワインは、料理に合わせてペアリングしてもらってます。
そして1品目からリクエストした食材の登場です。
サンマとキュウリの冷製仕立て。上に乗ってるのはキュウリの皮のかき氷、ソースはサンマの肝、味のとりまとめは燻製塩で。この時期のサンマはまだ脂が乗っていないので、サッパリ系の料理にして欲しいぁと思っていたら、驚きのアイデアで応えてくれました。
2つ目のリクエストのナスは、賀茂ナスと鴨を合わせて“カモナス”・・・というナイスなギャグで登場(笑)。上には鴨のコンフィ、ナスの中には鴨のジュレ、そしてナスのソース。これも素晴しいひと品でした。
合わせたワインは楠田さんちのリースリング。恐れてた石油香はなく、美味しいワインでした。ちなみに楠田さんとボクは同い年です(関係ないけど・笑)。
次はフォワグラ料理。ソテーしたのが出てくるのかと思いきや、ハンガリー産の冷製フォワグラでした。合わせたのはカリフォルニアの黒イチジク。そしてベースはアルザスのパンデピス。定番の組合せが、ちょっとした工夫で目新しくなるね。
ワインはロワールのシュナンブラン100%。
La Ferme de La Sansonniere
Anjou Blanc La Lune 2014
魚料理はイサキのロースト。乗っかってるカボチャはコリンキーと坊ちゃんカボチャ、下にはモンサンミシェルのムール貝が隠れてます。
これに合わせたのはブルゴーニュの白。
CHATEAU DE BERZE 2013
フランス産の鳩に、附合せはツキアカリとオーストリア産黒トリュフのコロッケという贅沢な組合せ。
赤もブルゴーニュ。
Domaine Catherine et Claude Marechal 2011
La Grande Colline
Vin de France (ビンテージ忘れ・笑)
ハードリカーを合わせました。
そして、ミントのアイスとショコラでフィニッシュ。
リクエストした食材を、素晴しいメニューに仕上げてくれたシェフのアイデアはなかなかのもの。ワインのセレクトも含め、料理に対する意気込みが感じられて、いい意味で緊張感を持って楽しめたディナーでした。
さて、次はどんな宿題を出そうかな(笑)。