読書感想(107)「人類資金◆福井晴敏」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

人類資金

福井晴敏著

講談社文庫

2016.6.25読了

☆☆☆




いや~疲れた(笑)。全7巻、しかも第7巻だけでも700ページ近くある。いくらなんでも長過ぎだよ。壮大なスケールの作品なんだから、構成をもっと工夫すればいいのに。話は、昔からよくあるM資金詐欺ものの拡大版。しかしこれ、金融や経済の専門家から見て、ストーリーとして矛盾や絵空事はないんだろうか。そのあたりの良くわからないところがモヤモヤして、イマイチ楽しめなかったな。著者には、ボクが不朽の名作と思う「亡国のイージス」や「終戦のローレライ」みたいな作品を、是非とも期待したいですね。