魚のことを調べたくなったり、そうでなくても魚の勉強になるので時々見ているぼうずコンニャクさんのHP 。その膨大な情報量には驚愕するしかないのだが、さらにすごいのは、掲載されてる魚のほとんどを本人が食べてコメントしていること。中でも寿司にして食べることが多く、そのとき握ってもらってるのが“市場寿司 たか ”。市場の中にあるので、その日仕入れたネタはもちろん新鮮。そしてリーズナブル。ぼうずコンニャクさんも開店に係ったというそのお店に、ドライブがてら行ってきました。
オープントップで圏央道を快走して、約1時間で着いたのは八王子総合卸売センター。市場寿司たかはこの中にあります。
11時半頃お店に入ると、カウンターのみの8席には3人の先客がいました。
メニューは特にぎり(1,800円)、名物にぎり(1,000円)、海鮮丼2種類と単品にぎり(100~200円/貫)。
大将にこの日のネタを確認して、特にぎりをオーダー。本鮪の赤身3種、白身は鯛、鮃、イサキ、その他穴子、甘海老、イクラ、ウニ、蟹の11貫に玉子焼き。やさしい酢飯で小振りのシャリは、ボクにはちょうどいいボリューム。そしてネタには仕事をほとんどせず、その良さで勝負できるのは市場の寿司屋ならでは。久々にいい寿司をいただきました。
銀座の有名店のように、江戸前寿司を芸術の域まで昇華したのもひとつの文化だと思うが、寿司はもともと庶民の食物。美味しい寿司を、そこそこの価格で提供するお店が本来の姿だと思う。そういう意味では“市場寿司 たか”は街場の寿司屋の理想形だよ。こんな寿司屋が近くにあったらいいのにな。