読書感想(89)「神去なあなあ日常◆三浦しをん」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

神去なあなあ日常

三浦しをん著
徳間文庫
2014.12.8読了

☆☆☆☆




今年前半の映画は「永遠の0」と「アナ雪」に持って行かれてしまったけど、これらの他にもおもしろい作品いくつかあったんですよ。そんな、超人気作の陰に隠されてしまった、不運な(笑)作品のひとつが「WOOD JOB 」。監督は「ウォーターボーイズ」の矢口史靖で、あのノリ、あの笑い、あの恋愛感のまま舞台は山奥、登場するのは林業に携わる人たち・・・という意表を突く設定です。掛け値なしにおもしろいので、ぜひDVD借りてみてください。

で、その「WOOD JOB」の原作が本書。本人の意思とは無関係に、携帯も使えない山奥で1年間の林業研修を受けさせられることになった、高校を卒業したばかりの主人公。慣れない場所での厳しい仕事と、強烈なキャラの山男達にイジられながらも少しづつ成長していく、笑いと涙の青春ドラマ(ベタな表現・笑)。映画もいいけど、やっぱり原作のほうがおもしろいかな。ぜひ読んでみてください。