今年で3度目の挑戦になる乗鞍ヒルクライム。
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毎回目標タイムは90分に設定しているのだが、初挑戦 の一昨年は途中でハンガーノックになって撃沈、2回目 の昨年は悪天候でコース短縮になったので参考記録。今年こそ目標タイムをクリアできるのか?。
レース前日に移動。茅ヶ崎から乗鞍高原まで距離は260km、5時間半のドライブです(ちなみに車はAQUAをレンタルしました)。大会会場で受付を済ませ、いつもと同じロッジに宿泊。今回会社からはNMくん、Tanoくんとボクの3名、NMくん所属のクラブチームから5名、毎年ここで顔を合わす馴染みのメンバーです。
囲炉裏を囲んで、岩魚の塩焼きや焼き肉などの豪華な夕食を食べたあと、ちょっと外の様子を見るとなんと土砂降りの雨!。予報ではひと晩中降り続き、翌日の午前中まで傘マーク。ひぇ~、これじゃ昨年と同じパターンじゃん。
レース当日は4時半起床。5時前から朝食をとり、出走の準備をしている間もずっと雨。でも、ネットで雨雲の動きをチェックすると、ボクらのスタート時間頃には雲は移動し、その後は回復に向かいそう。先にスタート地点に向かったチャンピオンクラスのNMくんからの情報では、スタート時間は30分遅れとのこと。今年もなんとか雨天走行は免れそうです。
こんな天気のときはウエアーの選択で迷います。余分な荷物は持ちたくないし、かといって体温奪われると走るどころじゃなくなるし。結局、半袖ジャージにアームウォーマー、袖なしのウインドブレーカーに下は短パンという格好にしました。
今年のエントリー数は4500名。そのうちボクのクラス、ロードレーサー男子E(41~50歳)は約1400名。世の中、元気なオジサンたくさんいます(笑)。人数が多いので、300人づつ5組に分かれてのスタートです。
そしてAM8:07、いよいよボクたちのスタート。ここから距離20.5km、標高差1260mは自分との戦いです。
スタート直後のダッシュで集団全体のペースが上がります。釣られてオーバーペースになったりするので、ここは要注意。心拍数を見ながら自分のペースを維持します。長丁場のヒルクライムでは、如何に最後までペースを維持して走りきるかがポイント。最初からガンガン攻めてもタイムはよくなりません。そのままのペースで走りきれる実力があれば別ですが(笑)。
路面は濡れて滑りやすいけどこのスピードなら影響なし。陽射しがなく涼しいぶん走りやすいくらいです。
7km地点のCP1(第1チェックポイント)は21分で通過。水やスポーツドリンクが配られてるけど、何も受け取らずにスルー。ペース乱したくないからね。
そして途中で、昨年ここをいっしょに走ったNJくんを発見!。今年、自転車乗りから山ガールならぬ山オジサンに変身した彼は、前日乗鞍山頂に登頂。この日下山がてらみんなの応援をしてくれてたというわけ。NJくん、ありがとね~。
CP1を過ぎるとしばらくは緩斜面が続きます。晴れてたらすばらしい景色が見えるんだけど、完全に雲の中。前方だけ見て黙々とペダルを回します。そして13km地点を過ぎたあたりから、つづら折れの急坂区間の始まりです。ここが最初の踏ん張りどころ。基本はシッティングでトルクをかけて登坂、コーナーのキツイところはダンシングでクリア、というパターンの繰り返し。心拍はMaxだけど、まだ大丈夫。脚も残ってる。
ぽつぽつ自転車を押して歩いてる人が出てくるCP2の手前で、変な表示を見ました。ゴールまであと4km・・・CP2からゴールまで5.5kmはず。なんで???。と一瞬思うも、深く考える余裕はなし(脳が酸欠状態・笑)。
つづら折れをクリアしてCP2は70分で通過。ここがゴールだった昨年は67分だったので3分遅れ。ヤビツ峠での昨年とのタイム差を考えると、まずまずのペースだが、目標の90分切りはちょっと難しいか、とここは冷静に計算。ま、後半どこまで追い込めるかです。
CP2を過ぎると雲の上に出て、いきなり青空が広がりました。と同時にこれから登っていくコースも見てしまった・・・(笑)。
しばらく走ると2つ目の踏ん張りどころが現れます。森林限界を超えて低木しかないコースは、相変わらず急斜面が続きます。しかも標高が高く酸素が薄いので、どうもやる気が出ない。あの雪渓の下まで行けば緩斜面になり、残り僅かのはず・・・と思いながら走ってると、突然SEAMOのCONTINUEが頭の中で演奏開始(笑)。♪負けたら終わりじゃなくて~やめたら終わりなんだよ~Yo!♪やっぱり酸欠になると面白い現象が起こります(笑)。
それでも、先にフィニッシュして下ってくるチャンピオンクラスの集団の中に、NMくんとTanoくんを見つけて声をかけるくらいの余裕はあり。
このあたりで残り1kmの表示。そりゃないやろ~、まだ2km以上あるで~、と思いながら走ってると、雪渓の下に向かう直線のところでいきなりゴールまで200mの表示。そしてスパートするきっかけもなく、ちょっと拍子抜けのままフィニッシュ。
なんと1.4kmコース短縮になって、雪渓の下あたりがゴールだったんですね。そんなこと全く知らなかったボクは、最後まで???てな感じで走ってしまいました。周りもコース短縮知らなかった人が多かったみたいで、あれって感じの人、結構いました。
人混みをかき分け、預けた荷物を受け取り、レッグウォーマーに指付グローブ、長袖のウインドブレーカーを着込んで下山に備えます。
しばらく順番待ちをしたあと下山開始。CP2より下はまだ雲の中です。
大会本部まで戻ってくると、もう完走証が発行されてます。いつもながらこの運営には感心です。
で、タイムは・・・1時間30分15秒。コース短縮になったにもかかわらず、90分は切れず。短縮になった1.4kmは緩斜面とはいえ5分くらいはかかるだろうから、フルコースだったら95分くらいだったかな。
と、今回も目標達成とはならなかったけど、最後までペースを維持できて、ボクとしてはまずまず納得の走りができたかな。それでタイムが悪いのは実力不足、練習不足ということ。また来年に向けて頑張りましょ。
本日の記録(登りのみ)
走行距離 19.1km
公式記録 1h30m15s
最高-平均速度 22.6-12.2km/h
最高-平均心拍数 186-168bpm
最高-平均ケイデンス 104-78rpm
消費カロリー 1402kcal
第29回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 リザルト
http://j-entry.com/user/norikura2014/result_05.html