読書感想(85)「夢のゴルフコースへ◆伊集院静」 | アルジャーノンにシャンパンを

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ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

夢のゴルフコースへ  スコットランド編

伊集院静著
小学館
2014.8.8読了

☆☆☆☆



米国西海岸東海岸 と巡ってきたこのシリーズの最終作は、ゴルフ発祥の地、スコットランドが舞台です。本編でもすばらしいコース、人、土地が美しい写真入りで紹介されています。

スコットランドと言えばリンクスコース。リンクスとは海岸と農耕地の間にある、低木や草に覆われた起伏のある土地のこと。農耕に適さない海辺の土地で、ボールか何かを転がして穴に入れる遊びをしたのが、ゴルフの起源らしい。

なので、スコットランドのゴルフコースは歴史がすばらしい。あの、セントアンドリュースのオールドコースなんて、誰がいつ造ったのかさえはっきりしないんだからね。

その土地の風土を最大限に活かしたコースで、自分でカートを引きながら18ホールをスルーでプレーする。ゴルフの故郷と呼ばれる彼の地のスタイルを知ると、日本でやってるのはゴルフとは似て非なるもののような気がするな。