読書感想(72)「世界は2乗でできている◆小島寛之」 | アルジャーノンにシャンパンを

アルジャーノンにシャンパンを

♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

世界は2乗でできている

小島寛之著

講談社

2013.11.24読了

☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを


2乗という切り口で、数学や物理学の有名な定理や原理をダイジェストで解説してくれる、なかなかおもしろい本です。

2乗といえばまずはピタゴラスの定理。そこから始まりガリレオ・ガリレイの運動エネルギーの法則、フェルマーの定理からガウスの虚数理論、オイラー、リーマン、物理学のボーアと進んで最後はアインシュタインの特殊相対性理論E=mc^2を導き出して完結。相対性理論をこんなに解りやすく説明した本、初めて読みました。

しかしこうしてみると、ミクロの量子力学からマクロの惑星運行理論まで、様々な分野の理論が数学の法則でつながってるっておもしろいなぁ。


決して難解な内容ではないので、数学のセンスがあれば中高校生でも充分楽しめると思います。

ただし、夜に一杯やりながら読んだのでは、理系の大卒でも全く頭に入りません。素面のときに真面目に読むことをお勧めします(笑)。