栃木県は蕎麦が美味しいところで、日光の湯葉蕎麦、鹿沼のにら蕎麦など、各地に個性的な蕎麦メニューがあります。
そしてここ佐野の名物は大根蕎麦。千切りの生の大根をもり蕎麦の上に乗せたり、茹でたのを乗せたり、お店によっていろいろパターンがあります。
この日食べに行ったのは「元祖」大根蕎麦を謳っている「かさはら」。郊外の分かりにくいとこにあるにもかかわらず、休日には行列ができる有名店です。
ここの大根蕎麦は、蕎麦と同じくらいの太さに切った大根を蕎麦と一緒に茹でて、それをざるに盛ったもの。なので蕎麦と大根が混在した状態で、その割合は8:2くらいかな。
食べてみると、あまりコシの強くない蕎麦と大根のシャキシャキが混ざっておもしろい食感です。蕎麦の味にわずかに大根の苦みが加わり、これはなかなかいい感じ。
でもちょっと残念なのは、全体に水っぽくなって蕎麦の風味が薄まっていること。蕎麦を楽しむにはその主張が弱すぎましたね。もっとしっかりした蕎麦で作ればいいかも。
ちなみに大根が入ってる分増量されてるので、ボリュームは文句なしです。
一緒に頼んだ野菜の天ぷら。薄い衣、サクサクした歯ごたえのごぼう、甘~い人参など、こちらは蕎麦屋の天ぷらとしては秀逸でした。
佐野の街中には、他にも有名な大根蕎麦の店があるので、これからもいろいろ調査してみよっと。