7月末に計画してたけど、愛車DISCOくんのトラブルで未遂に終った富士山ヒルクライム。再チャレンジしましたよ~。って、富士山まで行くことのチャレンジか?(笑)。
この日の参加はNMくん、Yくん、Iくん、Tくんとボクの5名。Tくん以外は前回参加しなかった(またはできなかった)メンバーです。
人数が多く車を2台以上出すのなら、みんなで乗れるレンタカーを借りたほうが、運転も交代できるし楽しいだろうということで、トヨタのワンボックスをレンタルしました。これで車のトラブルも心配ありません。
ボクのアパートに集合のNMくん、Iくんとともに朝5時過ぎに出発。途中、独身寮集合のYくん、Tくんをピックアップして一路山梨県を目指します。予定では東北道⇒首都高⇒中央道と通って河口湖まで行く予定が、中央道への乗り換えをミスってしまい(運転してたのはボクです・泣)結局東名を通って南からアプローチすることになりました。
車の中はしょ~もないネタで異常に盛り上がって、なんだか遠足のパスみたい。あっという間に山梨県に入り、御殿場ICで東名を下りて北上します。
この日はすばらしい天気。雲ひとつなく富士山の全貌がハッキリ見渡せます。
これは楽しいライドになりそうだぞ!。
レンタルしたのはトヨタのハイエース。5人+自転車5台+5人分の荷物が余裕で収納できます。
中はこんな感じ。自転車は前輪だけ外して、フロントフォークを固定するキャリアを使って搭載。荷室が広いので積み下ろしも楽ですね。
そしてこの日Iくんは、前日納車になったばかりの新品のカーボンバイクを持参。新記録更新が期待されます(笑)。
さて、準備を整え出発です。タイム計測を始める富士スバルラインの料金所までは6.4km。適度な登りになっていてウォームアップにはちょうどいい感じ。
料金所へ向かう途中の道は、富士の裾野の林の中を通るすばらしいロケーションで気持ちよく走れます。そして正面には富士山。しかしこのとき、右側に発生した雲の塊に気づく人はいませんでした・・・。
料金所で200円払って、いよいよ登坂開始です。ここからは各自の実力に合わせたフリー走行で5合目のゴールを目指します。
この富士スバルラインは距離23.5km、標高差1218m。乗鞍に比べて距離は3km長いけど、標高差は40mくらい少ない。そのあたりが相殺されて、みんなの話では乗鞍のタイムと富士スバルラインのタイムはほぼ同じくらいなんだとか。
そこでボクは、先日の乗鞍と同じ90分を目標にしました。さてクリアーできるかな?。
スタートしてすぐに6%強の傾斜が続きます。まぁ序盤は余裕があるので、これくらいなら苦にならずに登れます。0km地点からいきなりアタックしたTくん、それを追うようにペースアップしたNMくんは、この時点でもう背中が見えません。
そして前方の山を見ると・・・さっきまで青空だったのにいつの間にか雲が立ち込めてます。なんだか怪しいぞ。
スタートから5.1kmで1合目通過。まだこの標高では気温が高いので、汗がポタポタ流れ落ちます。
8.5km地点の2合目。このスバルライン、一定勾配の登りが続くのではなく、ややきついところと緩やかなところが交互に現れます。6%を超えるところで12~3km/h、少し平坦なところでは14km/h以上をキープして走ります。
このコースには1kmごとに写真のような、5合目までの距離を記したポストが立ってます。しかも側面には勾配まで表示されてる。これ、すごく良いんだけど、ペースが落ちたときなんか次の1kmの長いことと言ったら・・・。
12.3km地点の3合目。まだ3合目です!。このあたりから少しづつ辛くなってくるけど何とかペースをキープします。
しかしさすが観光地。自家用車や観光バスやバイクなんかがひっきりなしに走ってます。そして、自転車で登ってる人も結構いるんですよね。かなり年配の方もゆっくりマイペースで登ってる。やっぱり富士山を登るっていうのは、他とは違う魅力がありますね。
17.1km地点の大沢駐車場。ここで標高2000m超え。ここまで来るとかなり気温が下がってくるけど、登ってるボクにはまだ暑いくらい。
そして大沢駐車場を過ぎたあたりで、ついに雲の中に入ってしまいました。視界がどんどん悪くなっていく~。
17.3km地点の4合目。事前の情報どおり、4合目を過ぎたあたりから勾配がきつくなります。乗鞍の反省で補給はしっかり摂っているのでハンガーノックはないけど、さすがにここまで来ると脚に乳酸がたまってパワーが出なくなります。それまでのペースを保てず、ちょっと急なところでは速度が10km/hくらいまで落ちます。苦しいけど10km/hは切らないよう、ここは踏ん張ります。
ゴール手前2kmくらいからは、駐車場待ちの車で大渋滞。路側帯を歩いている人を避けながら、ここは最徐行。安全運転で通り抜けます。
そして5合目にゴール!。雲の中で視界は最悪。それでも先着のTくん、NMくんはすぐに見つかりました。
気になるタイムは・・・1時間46分。んんん?乗鞍とまったく同タイム。確かに乗鞍とここはタイムが似てるとは聞いてたけど、まったく同じとは・・・しかも乗鞍はハンガーノックでダメダメだったはず。これはどう理解すればいいのかな?。ゴール手前の渋滞でロスタイムしたとはいえ数分のことだろうし・・・。やっぱりこれが今の実力ということか?。またもや目標タイムには遠く及ばずでした(泣)。
ちなみにトップタイムのTくんは1時間19分台、NMくんはそれから10分遅れくらいとのこと。2人ともすばらしい!。
気圧が低いので、持ってきた補給食はパンパンに膨らんでました。しかしこれと同じ現象がタイヤでも起きてると思うと・・・ちょっと不安です。少しでも走行抵抗減らすため、許容圧上限ぎりぎりまで空気入れてるからね。
名物?のソフトクリーム。食べてる場所を除けば普通のソフトクリームです(笑)。
ボクより少しだけ遅れたYくん、かなり遅れた“最新のカーボンバイクに乗った”Iくん(笑)を待って記念撮影。その後、アームウォーマー+レッグウォーマー+ウインドブレーカーの冬装備で下り始めます。しかし下りは寒い!。4合目を過ぎるあたりまではホント寒くてたまらなかったです。しかも雲がどんどん濃くなって、視界は悪いし路面は濡れてるし、下りでも結構疲れてしまいました。
長~いダウンヒルを楽しむことなく黙々と走って、料金所を通り林の中の道を抜けて駐車場に帰ってきました。気温は暑いくらいだけど、天気は朝とは違ってどんよ~りした曇り。いまにも雨が降り出しそうな雰囲気です。手際良く自転車を積込んで着替えを済ませ、少し遅めの昼食にしました。
この道の駅には「ふじやまビール」という地ビールを醸造している工場があり、そこに隣接したレストランに入りました。
ビアレストランというだけあって、ビールに合いそうなメニューがたくさんあったけど、さすがにここで飲むわけにはいかないので、チキンカレーのセットを。
それほどスパイシーではないけど、適度にコクがあり立派なチキンも入っててなかなか満足のランチでした。サラダバーも付いてたしね。
そして、近くにいい温泉があるとのNMくんの情報で、向ったのは「山中湖温泉 紅富士の湯」。
広い露天風呂からは、天気が良ければ富士山が真正面に見えるらしいけど、この日はどちらを向いても雲だけ。でも自転車で走ったあと、温泉でゆっくりできるって最高ですね!。あ~気持ち良かった。
帰りの車の中から。
富士の裾野はススキだらげで、すっかり秋の装いでした。そして最後まで雲が切れることはなく、再び富士山を見ることはできませんでした。
帰りはIくんの運転で中央道⇒圏央道⇒関越道⇒北関東道と予定通りのコースで。ところが途中の渋滞で予想外に時間がかかってしまい、レンタカーの返却時間に間に合うかどうか、最後は手に汗握る展開になってしまいました(笑)。結局15分くらい遅れちゃったけど、お咎め無しでよかったよかった。
と、まぁこんな感じで富士山ヒルクライムは、今回は無事終了しました(笑)。
タイムはイマイチだったけど、みんなとの遠足はとても楽しかったよ~。
帰ってこの日のタイムを冷静に分析してみました。目標をクリアできなかったのは、
①乗鞍と同レベルとはいえ、距離が長い分やっぱり富士のほうが時間がかかる。⇒NMくんも乗鞍よりは10分くらい遅かったのでその可能性はある。
②ハンガーノックにはならなかったけど、ゴール前の渋滞のロスタイム分でチャラになった。実力的にはこんなもの。
③乗鞍と違ってレースではないのでモチベーションが低く追い込みが足りなかった。
と、まぁこれくらいの言訳は思いつくけど、たぶん②と③が理由でしょうね。
要は、まだまだ修行が足りんということです(泣)。
本日の記録。
走行距離 59.9km
走行時間 2h59m
最高-平均速度 58.5-20.0km/h
最高-平均心拍数 223(←これはデタラメ、途中ゼロになったりもしてた)-152bpm
最高-平均ケイデンス 95-72rpm
消費カロリー 2174kcal
本日のルート。
[ルートラボ]
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=7cc3935fc4a38ef245ffed483698ad74
[Ride with GPS]https://ridewithgps.com/trips/45605684?privacy_code=oWNVaeEUfeNfRA6x