いよいよやってきました乗鞍ヒルクライム。おそらく日本一の規模で開催されるヒルクライムレースです。広島から参加するにはちょっとキツイけど、関東に住んでると普通に行けるんだよね。
レースは日曜日だけど前日に受付しないといけないので土曜日に移動、会場近くで前泊するというスケジュールです。
今回会社からはNMくん、NJくんとボクの3人がエントリー。ボクはNJくんの車に便乗してAM8時に佐野市を出発しました。ここからは高速を通って長野県松本市まで約3H、そこから会場まで一般道で1Hの行程です。
大した渋滞もなく順調に走って10時半頃松本市に到着。ここで、このまま乗鞍に向かうような野暮はしません(笑)。
高速を降りて直行したのは、松本市の郊外にある山辺ワイナリー。このワイナリーは、松本市で獲れるブドウだけを使ってワインを作ってます。
試飲できるボトルは全て試飲して(笑)感じたのは、ここのワインは甘口のものがバランスが良くて美味しいということ。中でも「氷結メルロ」とか「氷結ナイヤガラ」とか、「氷結」シリーズが絶品でした。まるでアイスワインのような極甘のデザートワイン。さすがにアイスワインのようにブドウの房ごと凍結させることはできないので、絞った後の果汁を凍結させて甘みを凝縮するらしい。ということで「凍結デラウェア2008」を1本、他にも中甘口の白を2本ゲットしました。
さて、ワイナリーを出るとちょうど昼時になってたので、せっかくだから美味しい信州蕎麦を食べようということに。
乗鞍に向かう途中で見つけたのは「味処 懶亭(ものくさてい)」。店主が本場香川で修行したとかで讃岐うどんも提供している、コンセプト的にどうなん?というお店だけど雰囲気はまずまずです。
冷し山菜おろし蕎麦。新鮮な山菜たっぷりで美味しかったですよ。店内は一杯で行列もできてたから、きっと人気店なんでしょう。
その後はR158を一路目的地の乗鞍高原を目指して車を走らせます。
そして3時過ぎにこの日の宿に到着。チェックインには少し早いので、とりあえず自転車を組み立てて、大会会場の乗鞍高原観光センターへ受付をしに行きます。
大会会場にはたくさんのショップがブースを出してて、パーツやウエアーなんかがお買い得価格で販売されてました。ボクはCCDやエナジーバーなど補給食品を調達。
最新バイクの試乗なんかもありました。
そして会場をブラブラしてたとき見かけたこのバイク、
フレームからサドルからハンドルからリムまで全て木製。奇麗なニス塗り仕上げでまさに芸術品。しかもコンポはカンパのスーパーレコード。
聞くと明日のレースはこれで走るとのこと。重いんじゃない?と思って持たせてもらったら驚きの軽さ!。ボクのカーボンバイクとあんまり変わらんのちゃう?。いゃ~すごいですね!。
後でネットで調べたら、江戸時代から続く船大工さんが造ってるバイクらしく、マホガニーのフレームは中空で完成車の重量は7.5kg。1台造るのに3ヵ月もかかるらしく、お値段はなんと200万円!。それでも向こう1年は予約でいっぱいとか。いやいや恐れ入りました!。
この日の宿泊は、大会会場=スタート地点から自転車で2~3分の「ロッジ 白い小屋」。あんまり白くないけどね(笑)。
冬場のスキー客向けのロッジみたいな感じ。お風呂は硫黄の臭いの強い乳白色の温泉で、明日のレース終了後も使わせてもらえるらしい。これは嬉しいですね。NMくんらの所属するチームの人と合せて7名で8畳間2部屋使ったけど、それ以外の宿泊客もみなさんレースに出る人たちでした。
夕食は囲炉裏のある食堂で。
座ると既に岩魚が焼かれてました。
この辺りの川ならどこにでもいそうな岩魚。囲炉裏の遠赤外線でじっくり焼くと、やっぱり美味しいね。
メインは焼き肉。適度に脂の入った、とても柔らかい美味しいお肉でした。
ビールの後はやっぱりワイン。ボトルを頼むと地元のワインが出てきました。
馬刺し。これも、とても柔らかくて、こんなに美味しい馬刺しは久しぶりだなぁ。
冬瓜かな、と思ったけどなんか違ってそうだったので聞いたら夕顔でした。夕顔のサラダなんて初めて食べたな。
最後は焼きおにぎりとみそ汁で〆。土地の食材を使った美味しい料理で大満足でした。
そして部屋に帰って、みんなでワインを1本。
ボクが山辺ワイナリーで買ってきたナイヤガラの白。ブドウの風味抜群でなかなか良かったです。
ワイン飲みながら自転車談義でワイワイガヤガヤ。住んでるところも仕事もみんな違うのに、自転車つながりでこんな風に集まれるってホントにいいね。
昨夜と同じ囲炉裏の食堂で朝食。スタート時間が早い関係で5時過ぎにいただきました。普段朝食はほとんど摂らないのに、この日はガッツリいただきました。あ~美味しかった!。
というわけで、乗鞍1日目のレポートはグルメネタで終了で~す(笑)。