読書感想(42)「アリアドネの弾丸◆海堂尊」 | アルジャーノンにシャンパンを

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ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

アリアドネの弾丸

海堂 尊著

宝島社文庫

2012.8.18読了

☆☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを

う~ん、奥が深いというか事態が重大というか、どちらにしろ読み応えあります。

「チームバチスタ」から続く田口、白鳥コンビの医療サスペンスドラマだけど、それまでの作品に比べてサスペンス的なところのウエイトが大きいかな。もちろん医療現場での問題や関係省庁との摩擦など社会的な問題提起もあって、なんかこのシリーズ、どんどん広く深くなってるような感じです。

しかし物語の後半、ロジカルモンスター白鳥が理詰めで宇佐見警視を追い詰めていくシーンは圧巻ですね。

田口センセイの今後の新たな展開もありそうだし、城東大学病院を舞台としたこのシリーズ、まだまだ続きますよ(笑)。




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