読書感想(27)「サブプライムを超えて◆落合信彦」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。


サブプライムを越えて

落合信彦著

ハルキ文庫
2012.3.7読了

☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを


アサヒ・スーパードライのコマーシャルに出てた頃の著者の作品は、そのスケールといいストーリーといい最高に楽しいエンターテイメントで、新作が出るたびそれこそ貪るように読んでました。

その後筆の勢いが衰えたかなと思うようになってからはあまり読まなくなっていましたが、たまたま出張中に立ち寄った羽田空港の書店で見つけて衝動的に買ってしまいました。

読んでみると、おもしろくないことはないんだけど、感動とか読後の爽快感みたいなのが昔の作品に比べて希薄なんだよね。著者が書きたかったことが空回りしてる感じで。話が拡散して主題がはっきりしないのと、ディテールの描写が粗雑だったり無理があったりするのが原因かな。諜報やオイルビジネスなど著者の得意分野の話だけに、ちょっと残念ですね。




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