読書感想(18)「ひかりの剣◆海堂尊」 | アルジャーノンにシャンパンを

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どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

ひかりの剣

海堂尊著

文春文庫

2011.12.27読了

☆☆☆☆

アルジャーノンにシャンパンを


大学の剣道部を舞台にした熱血青春ドラマ、なんだけどそこは海堂ワールド、主人公は「ジェネラル・ルージュの凱旋」の速水と「ジーン・ワルツ」の清川。彼らが医学生だった頃の剣道での熱い戦いが稽古~試合を通して巧みに描かれていて、その気迫に満ちた展開に剣道に詳しくないボクでも引き込まれてしまいました。時代背景は1988年・・・ということは「ブラックペアン1988」と場所も時間もカブってるわけで、登場人物や会話などオーバーラップしているシーンがいくつかあります。しかしブラックペアンで大変な時期に、こんな物語が同時進行していたとは・・・。

他にも「チーム・バチスタの栄光」や「ナイチンゲールの沈黙」の登場人物もその若い頃としてストーリーに絡んでて、これは海堂作品の登場人物の相関を一旦整理しないと混乱するな、と思ってたら同じように考えてる人がいるもんですね。http://kaidotakerufan.blog24.fc2.com/

これ、すごく参考になります。しかも作品ごとの年表まで作ってくれてます。

http://kaidotakerufan.blog24.fc2.com/blog-entry-31.html

これでやっと壮大な海堂ワールドが体系的に理解できました。あ~すっきりした。


ところで本作品でデビューの朝比奈ひかり、いつか必ず他の作品に登場しそうなキャラだと思うんだけどな。楽しみにしとこっと。





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