読書感想(15)「ヒルクライマー◆高千穂遙」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

ヒルクライマー

高千穂遙著

小学館文庫

2011.12.16読了

☆☆☆☆


アルジャーノンにシャンパンを



自転車競技のひとつ、ヒルクライムレースを題材とした小説。

著者自身も現役のヒルクライマーとのことで、ツボを押さえた表現や矛盾のない詳細な記述は、自転車競技をやってる人でも違和感なく読めるでしょう。

簡潔な文章とテンポのいい展開でとても読みやすい。ストーリーは単純だけど、個性の強い登場人物とその歯切れのいいセリフが楽しませてくれます。最後にちょこっと感動があるのもいいね。

この秋ボクも初めてヒルクライムレースに出たから、彼ら“坂バカ”たちの気持ちは少しは分るな。しかし、トップ選手というのはあそこまで追い込んだトレーニングをしているとは・・・ボクとは次元が違いすぎます。





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