読書感想(12)「エンブリオ◆帚木蓬生」 | アルジャーノンにシャンパンを

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♪信じられない速さで 時は過ぎ去ると 知ってしまったら
どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ♪♪
というわけでブログはじめました。
ちなみに、はつかねずみのアルジャーノンとは関係ありません。面識もありません(^-^)/。

帚木蓬生は好きな作家のひとりなんだけど、この作品は紹介文を読んでどうも抵抗があったので今まで読んでませんでした。このたび続編が文庫化されたこともあり、意を決して(笑)Amazonで購入しました。


エンブリオ

帚木蓬生著

集英社文庫

2011.11.30読了

☆☆☆☆



アルジャーノンにシャンパンを


やってることは冷血で残忍なのに、登場人物の性格が穏やかで、かつ文章の表現が優しいので緊張感なく読めます。これは他の帚木作品にも共通していることですけどね。

テーマは最先端医療と倫理の問題。殺人は別として、個人的には岸川医師の考えには100%賛同できるのだが・・・。

続編読むのが楽しみです。





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