帚木蓬生は好きな作家のひとりなんだけど、この作品は紹介文を読んでどうも抵抗があったので今まで読んでませんでした。このたび続編が文庫化されたこともあり、意を決して(笑)Amazonで購入しました。
エンブリオ
帚木蓬生著
集英社文庫
2011.11.30読了
☆☆☆☆
やってることは冷血で残忍なのに、登場人物の性格が穏やかで、かつ文章の表現が優しいので緊張感なく読めます。これは他の帚木作品にも共通していることですけどね。
テーマは最先端医療と倫理の問題。殺人は別として、個人的には岸川医師の考えには100%賛同できるのだが・・・。
続編読むのが楽しみです。