贈る花

錦城 絲管(しかん) 日 紛紛

(なかば)は江風に入り 半は雲に入る

此曲 只 (まさ)に天上に有るべし

人間(じんかん) ()く幾回か聞くを得ん

 

紛紛:慌ただしい

江:成都を流れる錦江 

花柳:人名 花敬定という。有名な成都の武将

 

Yoshiのつぶやき】

成都では子供も知っている有名武将。成都の形成に貢献した

武将だけれど平定後、贅沢三昧。杜甫が風刺したもの。


nozomu


(たい)(そう) (そも) 如何? 斉魯(せいろ) (せい) 未了

造花は神秀を(あつ)め 陰陽は昏暁を割る

胸を(つきうごか)せ ば 曽雲生じ (まなじり)を決して帰鳥入る

(かなら)ず (まさ)に 絶頂を凌ぎ 一覧 衆山の小さき

 

Yoshiのつぶやき】

(たい)(そう)とは そもそも どんな山か?

斉から魯まで 青々として 限りない

天地創造を司る神々は素晴らしい天地を作り

山の南面北面は昼と夜を分ける

目を開けば、ねぐらに帰る鳥が山影に入る

見てごらん周りの山々の小さいこと。

 

これだけの漢字で何とも雄大な山々が表現できることか。

大好きになる詩である。



kounann

岐王の宅里で 尋常(いつも) 見る

崔九堂の前でも 凡度(いつも) 聞く

(まさに)(これ) 江南の好風景

花落ちる時節に又君と逢わん

 

Yoshiのつぶやき】

これは恋の詩か、このような詩が沢山あるのかしら、

それはちょっとおかしいのか先が楽しみである。