初月 弓の如く 未だ上弦ならず
明るくなり碧雹が邊に掛かる
時に人無く 道に峨眉小さし
十五夜の人を照らす満天の星
【Yoshiのつぶやき】
ちょっと自信が無い訳だ。
初月が上がって来た。そんなに多くの人は居ないけれど
十五夜に集まって来た人々を満天の星が照らしている。
初月 弓の如く 未だ上弦ならず
明るくなり碧雹が邊に掛かる
時に人無く 道に峨眉小さし
十五夜の人を照らす満天の星
【Yoshiのつぶやき】
ちょっと自信が無い訳だ。
初月が上がって来た。そんなに多くの人は居ないけれど
十五夜に集まって来た人々を満天の星が照らしている。
宣陽城下 草萋萋
涧水 東に流れ 復西に向かう
芳樹人無く 花自ら落つ
春山一路 鳥空しく 啼く
萋萋:ぼうぼう
【Yoshiのつぶやき】
李華は河北省石家荘市の生まれ、役人になり左遷され、再就職
を来り返し波乱の人生を過ごしている。自分の人生を川の流れと
重ねている部分があるのではなかろうか。
朱門に 酒肉臭
路に凍死者の骨有り
栄枯咫尺異
惆恨 再び述べ難し
咫尺;ほんの少し、惆恨:恨み歎くさま
【Yoshiのつぶやき】
この詩は杜甫の思想の原点のような詩だ。杜甫が官位を得て、長安から
妻の実家の奉先県へ疎開中の妻と子供を連れに行ったときのものだ。
500語ある詩のごく一部の抜粋だから、全体を知ることが必要だ。
実家に帰ってみると、酒を飲み 肉を食い騒いでいる人々が居る傍らで
凍死した人の死骸が転がっている。栄枯はほんのちょっとの差異だ。
杜甫は此処で自分の子供が死んだことを聞き、歎き悲しんだとのことだ。
自京赴奉先県はこの旅を500字にまとめた長編である。上に上げた部分
はほんの一部なので、杜甫の深い気持ちを探ることはできないが、
杜甫が最も伝えたかった所が現れている。