強いて 高きに登り去らんと欲するも
人の 酒を送り来る無し
遥かに怜む 故園の菊
應に戦場に傍いて開くべし
【Yoshiのつぶやき】
安禄山軍によって占拠されていた長安を奪回する
灃水の戦に従軍した時作った詩である。時9月 重陽
の節句で、高い所へ登って長安の故郷を偲んだもの。
強いて 高きに登り去らんと欲するも
人の 酒を送り来る無し
遥かに怜む 故園の菊
應に戦場に傍いて開くべし
【Yoshiのつぶやき】
安禄山軍によって占拠されていた長安を奪回する
灃水の戦に従軍した時作った詩である。時9月 重陽
の節句で、高い所へ登って長安の故郷を偲んだもの。
北風 地を巻き 白草 折る
胡天 八月 即ち 雪飛ぶ
忽如 一夜 春風 来る
千樹萬樹 梨花 開く
【Yoshiのつぶやき】
岑参に触れよう。盛唐の詩人。南陽の人。安西節度使かえ当時
西の涯まで行っている。
この詩は、100語を超える詩の冒頭分部である。興味をお持ちの
方は是非全文に目を通して欲しい。
故園 東に望めば 路 漫漫
双袖 龍鐘 涙 乾かず
馬上 相い逢いて 紙筆無く
君に憑りて 傳語して平安を報ぜん。
龍鐘:失意で
【Yoshiのつぶやき】
故郷を東に望むと、西に向かって路が延々と続いている
軍服の両袖が失意の涙で濡れている。
友と逢い、馬上で挨拶し、紙がないので
立ち話をし、当座の平安を話し合った。
戦いに続く行進はいつの日も辛いものらしいい。
子供の頃、満州の原野を逃避した記憶を思い出した。