(シリーズ最初の記事 )
この記事は、合成洗剤に弱い方向けのものです。合成洗剤(合成界面活性剤)を含んだ洗浄剤で快適な生活をされている方には、不向きな記事となりえます。あらかじめ、お断りをさせて頂きます 。
古来日本では、お米のとぎ汁や野菜を煮たときなどで得られる灰汁(アク)で、食器を洗ったりしていました。植物には「サポニン」と呼ばれる物質が含まれています。これには界面活性効果があり、脂汚れを落とす効果があります。
戦後日本に合成洗剤文化が米国から輸入されてより、食器洗剤として合成洗剤が台所で幅をきかせるようになりました。そして現在では下記のことが、当たり前のように固定観念として信じている方が少なくないようです。
①純石鹸では脂汚れが十分に落ちない。
②食器用洗剤は食器を洗うためのもの
台所洗剤の話題でお客様等と会話する際には、食器用洗剤として純石鹸をオススメしています。しかしほとんどのお客様は最初、「汚れがホントに落ちるの?」との疑問をお持ちです。しかし一度お使いになられると、「油汚れがよく落ちる!」と言われます。
そして食器洗剤は食器に付着した油汚れだけでなく、手にも攻撃をしかけます。当たり前のことですが、じつは日本では、法律的にはそうではないのです。ですから食器用洗剤といえども、化粧品レベルの洗剤が求められるべきと思います。
台所用洗剤として私がおすすめする純石鹸は、「白雪の詩」です。たいへん手指に優しいだけでなく、私は洗顔や浴用としてもときどき使用しております。ただし法律上は化粧石鹸ではないために、洗顔や浴用にお使いの場合は、自己責任ということになります。
ゴム手袋等でかぶれる方は、台所洗剤の選択は切実な問題でしょう。手荒れを起こしやすいかたは、ぜひ一度見直されてはいかがでしょうか。次の記事 では、ヘアーシャンプーに関して書きたいと思います。
(2015年3月9日付けcocolog記事 より商業性を排して転載)
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