そう思っていたけど、どうしたら、こうなってしまった自分が変わるのか、わからなかった。
子供達のこと、親のこと、これからの生き方。
肩肘はって、力がはいっていたと思う。
小さな引っ掛かりは、いくつも見え隠れしていた。
例えば…
子供の頃大好きだった猫や犬。
実家でも犬4匹。猫1匹。
他にもインコ、十姉妹、ハムスター、亀…
色々飼って、皆で可愛がってた。
でも、この頃のもぐらは、
猫には何とも思わなかったんだけど、
いつの間にか大型犬はちょっと苦手に。
小型犬に関してはキャンキャン鳴く声や甘える姿を見ると、なぜかイライラするように。
犬が好きじゃなくなってた。どうしてか理由は全然思い当たらない。
気がついたら、あれ?なんでこんなに苦手?
従順なワンコ。
その頃のもぐらには、媚びを売ってるように見えて嫌だった。
誰かに甘えたり頼ったりすることが出来なくなったもぐらだから、そんな風に見えてしまっていたのかもしれない。
そんなある日。
たまたま、知人に仔犬が産まれた。
仲のいい彼女が一匹貰って飼うことになった。
まだ3ヶ月くらい。
彼女が嬉しそうに車に乗せてつれ歩いていた。
カ、
カワイイ…
ちっちゃくて、ムクムクしてて…
守ってあげなくちゃ生きていけない小さな命。
その仔犬をみたら、何やら温かい気持ちになった。
あれだけ敵意を向けてるかのように(笑)苦手意識になっていたのに。
自分が子供の頃から大好きだった気持ちが一気に返ってきた。
不思議だった。
とにかくその子がすごく可愛かった。
それをきっかけに、
『犬、飼おうか?』
子供達に聞いたりしてた。
自分の子供の頃を思い出して、子供達にとっても犬がいる生活はとても素敵なことだとおもった。
時折、
ペットショップで足が止まる。
でも、高いお金を出してワザワザ買ってまで飼うことに躊躇いがあった。
ホントに大切に出来るの?
お世話できるの?
つい最近まで、苦手になってしまってたのに、ホントに私は大丈夫なの?
仔犬を飼っている彼女にも、
『うちも飼おうかと迷ってる…』
って話してた。
彼女は、もぐらが犬が苦手になってしまってたことも知っている。
『大丈夫なの?』
『うん、わからないんだけど…
最近、あたし、ドライでしょ?
心が乾いてしまって、大切な何かが欠けてしまった気がしてて、上手く言えないんだけど、銀(彼女の仔犬)を見たとき、懐かしい気持ちになってすごく温かい気持ちになれたんだよね。
もしかしたら、心のリハビリになるかなぁっとも思って。』
そんなことを話してた。
半年程悩んでいた頃。
彼女から連絡があって、
『その仔犬を貰った知人から、また産まれてしまって、貰い手を探してるって言ってるけど、もぐらんちどうする?』って持ち掛けてきた。
あの子の兄弟。
きっとカワイイに決まってる。
同じ気持ちになれるかな?
子供達と話し合い、
皆でお世話して可愛がろうと覚悟を決めた。
名前はアルフォンス。

(内に来た頃のアルフォンス)
この子を育てるのに、もぐらはホントにささくれた心で未熟者だと痛感するんだけど。。。
奮闘しながらも、
本当に心のリハビリになってくれたのです。
そしてカサカサだった心は少しずつ色んな事で変わって行くのです。
続く…