第15話 母との残された時間は… | アスペ&ADHDの息子と気分循環症のもぐらの心の扉

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愛息子はアスペっ子☆
意外と世の中いっぱいいるょ~☆多数派じゃない少数派さん、凡人じゃない個性派さん♪
私 は気分循環症と言う病名がついてる日々に。
過去記事には波瀾万丈の人生も書いちゃってます。
病気になった経緯とか…今は心の中を素直に書いてます。

病院に着くと、母を支えて受付に…
車椅子車椅子に乗せて、婦人科へ。

やたらに足の痛さが増していて、子宮に癌がある影響かもな…と思っていた。


50過ぎに交通事故で足を複雑骨折して手術したことがある母は季節の変わり目や寒い日は良く痛がっていた。かばって歩く癖がついたのか、歳も取ってきて、膝や関節など痛がることもあってシップや軟膏をよく使っていた。


だから、最初は、胃腸の不調から動かなくなったので、足も鈍ってしまったのかな?くらいに思っていたけど。


全身の癌検査を視て、
多分、これも癌のせいだろうと思ったしょぼん


呼ばれるまで、母と私は『国立(病院)はおっきくて、キレイだねー』とか、『もしかしたらこのまま入院になるかもしれないよね、そんなには遠くないし、美容院美容院も入ってるよ音符』等と、少しでも気分が明るくなるような先の話しをしていた。

でも近頃の母は、心臓の動悸が酷くて、その日も、
『心臓が…ハァ…あぶっちゃって…ハァハァ…』と息苦しそうにしていた。

精神的なストレスもあるのかな……

早く、入院して痛みから解放されて少しでも楽にさせてあげたいな…ガーン

そんなことを思いながら…

なるべく外の景色を見れるように、窓に近い場所で待っていた。


婦人科の先生に呼ばれ、紹介状と写真を渡すと、

医者は、暫く黙って見つめていた。

幾つか、母に質問し、私からも経緯を話すと…

『これは、困ったねぇ…』

『んー…困ったねぇ…』


と、重い声で繰り返した。

『取り敢えず、診察をして、細胞を採って検査してみましょう。』


そう言うと、母を隣の診察台へ促した。


その間、私は待ち合いのロビーで待っていた。

暫くすると、母が車椅子車椅子に乗って看護師さんに押され出てきた。
ハァハァと息を荒げて苦しそうだった。
細胞採取は掻き取るので少し痛いものだったようだ。それまでは、出血もあまりなかったが、
医者に暫く出血するだろうっと言われていた。

『も一度、医師からの説明がありますから』
と看護師さんに言われたけど、
母は動悸が激しくなって、ハァハァと息を荒げていたせいか、気持ちも悪くなってしまったようで、
看護師さんに視て貰って、待ち合いロビーの窓側で待ってて貰うことにして、私だけ診察室に入って行った。


医師を目の前に私もドキドキしていた。

医師は『困ったねぇ~。』と言いながら、
検査した内容を説明してくれ、

入院したいと言う件は、
婦人科には元々、ベッドの枠がないと言うこと、

それには、呼吸器科か、放射線科からのベッドの確認が必要だと言うこと。

双方を治療する方法は、婦人科では放射線治療、肺は抗がん剤での治療になるのだと、伝えられた。


そして、母の状態を察してくれた婦人科の先生は、また予約して来直すのは時間も掛かり大変だからと言って、院内の携帯携帯で呼吸器科と放射線科に連絡してくれて、そのまま診察して貰えるように計らってくれた。


母の衰弱に切羽詰まっていた私はお礼を言ったしょぼん

先生は『聞いておきたいことはありますか』と聞いてきた。

私は…

意を決して先生に訪ねた。

母の今は、どんな状態なのか。


先生は写真を見ながら、
『さっき診察した時、左の首が腫れてしこりがあったね。痛みはないようだけど…こっちにも(写真を指しながら)、影があるの分かるよね?』

私『…それも…ガン…なんですか?』

先生『そうだねぇ…  子宮から…リンパへ転移して………肺にも、ほら、肝臓とか腎臓にも小さいけど影が見えているね… 子宮のしたの骨盤にも癌が見えるね…少しずつあちこちに転移して首にも…来たんだねぇ………困ったねぇ…』

気づいてはいたけど、全身に、首まであがってきている程、末期癌の状態だった(ノー ゚̄。)

私『あの…、骨盤にも転移しているから、ずっと足が痛いんですか?…呼吸が苦しいのは肺癌だからでしょうか。』


先生『そうかもしれないね、肺は今は、呼吸がどうこう言うほどではないんだけど…いずれは苦しくなるよねぇ…』

私『そうですか……』

詳しく話してもらい、
怖かった…

でも私は、息を飲んで、母の余命を…ショック!
聞いてみた…


私『母に……残されてる時間は?……』




先生『んー… 半年ってとこだねぇ…』


むかっパーーーーーァンッ

頭の中で、
何かが弾けたような
感覚がして。


緊張感がどっと外れ、涙が溢れてしまったしょぼん


看護師さんは同情のような悲しい目でガーン私をみつめていました。


半年。
末期だとは思ってたけど、半年、
たった、半年なの?…
_│ ̄│●



私『そうですか。半年?………そうですか……しょぼん


それ以上は言葉に出来ず。。。

堪えきれない涙を拭きながら、私は『母のこと、よろしくお願いします』と頭を下げて診察室を出ました。


涙を拭って、何事もなかった様に、母の元に掛よりました。


私『母さん大丈夫?あせる
と駆け寄り、

『婦人科の先生が根回ししてくれたから音符ニコニコキラキラ、この後、呼吸器科で診察だけど…母さん、大丈夫ガーン?』
と聞いて。

すると母は…
少し安心したように
『あっ、ホントォ?うん、大丈夫だょ』
と、
私に笑顔を作って、
言うのでした。。


私は、母を連れ
『予約外だから少し時間掛かっちゃうけど、辛抱しよねニコニコ
と話し掛け、

待っている間中、
母を不安にさせないように、
さっきまでの自分の中の衝撃爆弾なんて忘れてショック!

笑顔ニコニコで色んな話をしたのでした。

今までの親子の時間を取り戻すかのように。

自分に誓った『笑顔で明るく』を胸に抱きしめ。


けれど…
そんな私達親子には、

すぐそこで、
更なる爆弾爆弾爆弾追い討ち爆弾爆弾爆弾の現実が

待っていたのでした……