どの位、待っていたかな…
一時間?それ以上だったな。
やっと名前が呼ばれました。
そこで、私は受付の看護師さんに衝撃的なことを言われたのでした。
看『◯◯さん?さっきお預かりした写真をお返しします。今日は診察しないと言うお話し、聞いてますよね?』
私『

゙
いえ
え
どう言うことですか?婦人科の先生からこちらで診察してもらえる事になって、ずっと待っていたんですが
』状況が呑み込めず、自然に声に力が入ります。
看『あ?先生から聞いてらっしゃらない
……ぇ…とにかく今日はそうなったんですけど…。』と、看護師が訳分からない事をいきなり言うので、
さすがの私もパニクッた



も一度、
何で?
どういうこと?
じゃ
この後はどうしたらいいの?と、問いただそうとしたら、
小走りに婦人科の先生が私の所へやって来た。
少し安堵して、先生に
『あの、なんか、診察はしないって言うんですっ
で、入院は?えっと、どうなるんですか?』とまるで聞いて下さい

と言う感じで、訴えるように訪ねた。
すると、先生は、看護師にこっちから説明すると言う感じで目で合図すると、
その場で立ったまま、
先生『一応、話してみたんだけど、お母さんの今の状態は、治療と言うより、もう、ゆっくりケア出来るような所が必要だと言うことで…呼吸器科は診ないと言うことでした。放射線科も診ないと……』
私『…診ない……』
先生『私もね、痛みを取ってもらいながら、しっかりケアできるような所をね…探して行ったらいいと思うんです…そう言う病院なら、住まいの近くが安心でしょうし、いっぱいありますから。探された方がいいでしょうねぇ。…』
そうか…そう言うことか…
最先端の医療がある大きな病院では、助からない患者は診れないんだね…
ドラマとかで見たことあるよ…
こう言うシーン。
ホントなんだね。
そだよね、ベッドだって限りがあるから。
ひとりでも助けられる患者さんの為に貴重だょね……
でも、ショックで。
辛くて。

涙が出そうになりました。が…、そこは色んな患者さんの待ち合い場…
気がつくと、そこでシビアな話をされている私を、周囲の皆が気にしていることに気づきました。Σ(゜д゜;)ハッ
同時に、少し離れてはいたけど、当然、母にも聞こえていることにも気づいたのです。
私が取り乱したりしたら、さらに、注目の的。
注目されて傷付くのは、
たった今、病院から診察拒否された母なのでした。
私は冷静を装い、
『…分かりました。探してみます。…
で掛け合ってくれたり、今後の事をご心配頂き……ありがとうございました。』私が軽く頭を下げ、精一杯のお礼を言うと…
先生『今日の検査の結果は10日後になるから、予約入れておきます。…その間に探してみて。紹介状書くから。』
と言い、
私は
『分かりました。では…』
と、また頭を下げましたm(∪∪)m
そうして、哀れみの視線の中、
母に駆け寄ると、視線を遮る様にして、
『今日はもう、ないんだって。』と、
簡単に母にも伝えて車椅子を押し、
取り敢えず、その場を足早に立ち去ったのでした。
さすがに笑顔は出来ませんでした。(ノー ゚̄)ウゥッ
固く誓ったハズの決意も、この日、二度に渡る大きな衝撃で


、もろくも崩れてしまいました。絶望でした。
母も、私の浮かない表情から
ただ、黙って。
私の言う通りに、静かに車へ乗り込んだのでした。
私は、どうしたらいいのか途方に暮れていました。
無い知恵を絞って考えます。
地元の病院と先生は言うけど…
その病院から紹介して貰って、ここまで来たのです
。ならば、
最初の病院が、
『治療は難しいと思うので、痛みを和らげるケアをうちでしますか?』
と、言ってくれたら、どんなに助かったことでしょう

こんな状態を。医者なら、とっくに解っていたハズです。
そしたら、何科がどうとか、そんな探し方もしなかった(ノー ゚̄。)。
とにかくもっと早く、今頃、入院できていたかもしれないのにっ……


苦しんでいる母に、
こんな不安な時間を増やし、
遠回りすることなかった

ぶつけようのない悔しい気持ちを、どこに向けたらいのでしょう(>_<)…
きっと、専門外の場所もあったのをいいことに、
そこまで気を回すのは面倒だから、
他の病院に押し付けたのだ
とも思いました。病状にも、
状況にも、
強烈に落胆したまま、
また、どうしたらいいかを、考えなければならないことに……
私の神経も衰弱していきました。
いい案も浮かばないまま、
不安そうな母を乗せて、
母の家へと帰って行ったのでした…