私のプジョーPC40のペダルには、リオター460Dというペダルを嵌めてます。
とても長い間製造されてきたペダルでオリジナルは1930年代には登場しています。
当時はレーシングペダルの位置づけで、カタログにもその旨のネーミングがされています。
確かに”Racing Pedals" (No.460)と書かれています。
戦前のロンゴー二という著名なハンドメイドバイシクルにおいても、このペダルは用いられています。
その後1980年代まで連綿と作り続けられていて、このような両面踏みができ、ある程度の幅もある形状のペダルはツーリング用自転車でも重用され続けました。
余談ですが上の写真のフロントディレイラーはサンプレックスのアヴァン・39ですね。
以前オーダーしたランドナーに装着したディレイラーです。”39”とは1939年のことを意味していますから、このロンゴーニで使われているのも頷けます。
閑話休題、私のプジョーPC40にはそんな時代背景も考慮して、このリオター460Dを使っていたんです。
私のそれは70年代~80年代のモデル。言ってみれば最終モデルですね。
雰囲気としては悪くありませんが、ホワイトタイヤであることと、街乗りモデルであることから白いラバーで覆われたペダルのほうがいいなぁと思っていました。
実はこの踏面がスニーカーの靴底に食いつくんです。それと革底の靴では傷になるし滑ることもあります。
で、なんとか入手。
時代はずっと下がってますが、それでも70年代~80年代のリオターのペダル。
1977年のリオターのカタログに「66 R」という品名(品番?)で掲載されています。
今までの460Dと同時代に製造されたペダルですから良しとしましょう(^o^)
真っ白すぎて少し浮いていますけど、何回か走れば自然な感じに黄ばんでくれることでしょう。
これならばスニーカーで踏んでも噛みつかないし、革靴でも滑ることなく安心して踏めそうです。
・・・ってことでプジョーPC40のペダルをマイナーチェンジ。
可愛い雰囲気になりました(^o^)