トイカメラってご存知ですか?直訳すれば玩具のカメラ。
長いこと興味があったんですが購入までには踏み切れませんでした。
でもね、先日見てしまったんです。富士フィルムのチェキというインスタントカメラを。
まぁ画質の悪さを逆手に取って作画するのも面白いかなぁって、結局買っちゃいました。
今日は3月1日。たまたま公休日でしたが朝はあまり天気が優れず、昼ころから次第に明るくなったので出掛けてみようかなぁと。
多摩川の土手です。連れ出したのはもちろんこれ。プジョーです。
撮影はいつものSONY NEX-5R、レンズは純正のF2.8/16mmに同じく純正のVCL-ECU1のワイコンを付けて撮ってます。
逆光でしたので少しだけ補正してあります。
でもまぁ大体こんなふうに見えるかな、肉眼で見ても実際の車体は。
チェキでも撮影してみました。
うわ~!って感じです。まさにトイカメラ風の写り方。今どき超安いスマホで撮ってもここまで酷い画質にはなりません。
多摩川にかかる橋も撮影してみました。まずはNEXでの撮影。
うん。まぁまぁね、ソツなくキレイに取れてます。面白みはないけれど。
ではこれをチェキで撮ると・・・・・
ナンダコレ(笑)
背景の黒革のシボがきちんと撮れている通り、このポラを写した時にピントがボケたわけではありません。つまり実際の仕上がりがこれだと言うわけです。
1枚目もそうでしたが、どうやら遠くの被写体は苦手のようです。ポラフィルムのコロージョンの性質なのか、鮮明な作画には不向きな感じ。ま、そういうところがトイカメラっぽい味なのでしょうけれど。
チェキはずっと以前から知ってはいました。でも可愛らしい色とデザインで、とうていオッサンが使うことを想定してなくて、メーカーが思う購買層からは外れた存在の私でした。
けれどこの新機種は、見た目はね、まぁ持ち歩くのに恥ずかしいほどのデザインではないことが有り難い。
一番の利点は撮影してすぐに画像を焼き付けられる、つまりポラロイド・カメラと言う1点だけでしょう。
この上の機種ですと色々な機能がついているようですが、それは過剰な気がします。
逆光も苦手みたいです。
多摩川に映り込むお日様を撮ってみました。オーブかしら(笑)
NEXではきちんと撮れてます。
多分近距離撮影に絞った使い方に適している、いやそれしかダメって感じですね。
だいたい分かったので多摩川の堤防を国立市辺りまで走ってUターンしてきました。
チェキでの撮影は5枚のみ。今日は慣熟のためのテスト撮影でしたのでむやみやたらに撮影するともったいない。
後は適当にプジョーの画像。
そうそう書き忘れたことが一つ。ブレーキワイヤーの取り回しのこと。
日本では右手で握るほうが前ブレーキを作動させ、左手が後ろブレーキというのが一般的。
でもヨーロッパでは逆なんです。このフレームには変速レバーの反対側にリヤのブレーキワイヤーを導く台座が付いているため、ケーブルの取り回しはヨーロッパの基準に沿って行いました。
慣れてしまえばどうってことありません。自動車のワイパーが逆なのも慣れてしまえば無意識にできますし、それと同じですね。
川沿いの自転車道ですので帰路はゆるい上り坂です。4速しかないフリーですが、49t×19tでやや軽い踏み心地。ケイデンスを上げてクルクルと軽やかに踏んでいけます。
ローは24tなので、やや離れたギヤ比になります。街なか走るのであればフロントはシングルで十分なギヤ配列になっています。
ライトロードスターは27インチで1 1/8インチ幅(28ミリくらい)の細いタイヤですが、こっちの38B(38ミリ幅)のタイヤのほうが軽快な感じがします。この頃のタイヤで50ミリ幅(!)などという極太サイズもありますけれど、コンパウンドとかトレッドの工夫で軽く走れてクッション性が良いタイヤになるのでしょうね。
タンデムでも最初に付けた42Bよりも履き替えた48Bのほうが乗り心地が良くて、軽快感は変わりませんでしたものね。目からウロコとはこういうことですね。
そうそう、NEXで撮影した画像をモノクロにしてみました。
1950年代の自転車ですからモノクロ画像も悪くないんじゃないかなぁ~って思って。
う~ん。。。まぁまぁやりたいことは表現できてはおりますが、カラーの画像をモノクロにしちゃうとコントラストが足りなくて、元々モノクロフィルムで撮影したカチッとした画像にならないのが残念です。
これでも画像処理して多少コントラストを上げてはあるのですが、もう少し誇張してみました。
これくらいにすれば、モノクロフィルムで撮影したみたいに見えるかも。
ということでプジョーでのポタリングにかこつけて、ポラのチェキをテスト撮影してみました。
撮り方次第では面白い画像表現が出来そうです。