昭和の心に残る名曲は数多くあれど、フォークルのこの曲はいつ聞いても古さを感じさせない。
きれいな音源が欲しかったので、これは2013年に発表されたアルバムですが。
1965年から1967年までという、わずか3年ほどのグループだったのに、何故に今でも歌い継がれる楽曲を残せてこれたんだろう。
もちろん北山修と加藤和彦いう天才アーチストの存在がその大きな理由だったことは疑いのない事実。
サトウハチローの歌詞に、日本人の心根に流れる音律を乗せて、でも(当時としては)新しいジャンル。フォークソングの枠でも収まらず、仕分けが難しい歌に仕上げられてる。
ザ・フォーク・クルセイダーズは伝説のグループと言っても良いんじゃないかって思う。
忘れられない歌がもう一つ。
60年代終盤から70年代にかけての「ハレンチ」とか「ノンポリ」とかそんなキーワードが見え隠れ。
けれどこの帰ってきた~がヒットしたときは、私はまだ10歳くらいのとき。
こんなバカバカしい歌を京都大学出身の秀才が歌うなんてすごいことなんじゃないかって、そんな事を考えた、ませたガキだった。
後年、イムジン河も覚えてフォークギター全盛期には人前で歌ったりもした。
悲しくてやりきれないは、しんみりして受けが悪かったけど。