寒い朝です。
事業所で迎える朝。もうそろそろ一日が始まる。
SLKのフロントガラスにも霜が降りてます。
玄関前の芝生にはまだこんなに雪が残っています。
東の空には三日月が白く爪痕のように残っています。
ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる
そう詠んだのは誰でしたっけ。
明け方近い夜空にひと声ほととぎすの声。でもすでにその姿は見えずただ下弦の月だけが白く残っている。
ほととぎすの声の主を誰にするか。それによっては、随分哀れな恋歌にも見えます。
有明の月もそろそろ太陽に隠されます。東の空が萌えて来ました。
ほととぎすはいずこへ。いつだって見えはしない。
ただ有明の月だけが光って見えてます。いつまでも、ずっと。