こんばんは。 最近は、四季も前倒しぎみで、もう初夏の風情ですね。
皆様はいかがお過ごしですか。
皆様は四方八方(しほうはっぽう)という言葉をご存知ですよね。
自分の周りをさしてそう言うようですが、四方がどこを指していて、八方がどこを指しているか
お分かりでしょうか。
四方とは、東西南北を示し、八方はその中間、南東、南西、北西、北東を加えたものを言うのです。
しかし、ここに落とし穴のような問題が含まれている事は
お分かりではないと、思いますが、どうでしょうか。
八方位(はっぽうい)を、気学や占い、家相の方位学などではよく使いますが、
それを地図上に求めれば、水平のみの思考となります。
それはもう、地上のみの思考回路であり、人と人の和ばかりを考えた
人間的思考回路そのものだという事です。
しかし、この世は人間が考えたとおりにいかない事はなはだしく、
毎日いろいろなニュースがいとまもなく放送されているのを見ても、
一筋縄ではいかない事ばかりです。
なぜでしょうか。 そこには天意が、想像されていないからです。
天と地の意思を加えれば、十方位となります。
そしておもしろい事に、漢数字の十とは、たてと横の線でできていますね。
(漢数字の十は、たて棒を南北、よこ棒を東西ととりますが)
これを立体的にして、地上に立てたようにして見てみますと、
たて棒が天地、よこ棒が水平線という事になります。
すべての宝を含んでいるという事になります。
つまり、十方位とは、多くの宝の位置を示しているのです。 八方だけでは、足りないのですね。
たて棒を陽とし、よこ棒を陰とみますので、陰陽和合の形を、示しているといえるのです。
キリスト教のクロス(十字架)を首に下げている人がいますが、
見栄っ張りの、見せ掛けだけでは、本当には救われないのですが、
陰陽和合の観点からいえば、
力が無い訳でもないと、言えるのかもしれません。
また、クロスなどの物質には力が無いとして、軽んずる傾向の団体もいるようですが、
物質に力が在るのではなく、それを見て、大切な事を思い出す事に意味が有るのです。
くりかえし思い出す事に、意義があるのです。
だから、意味も、意義もなく飾る事に、解決できる事はないかもしれません。
十(じゅう) まったくのとか、すべての、という意味を含む十という数字を、
神道(しんとう)の祝詞(のりと)を考えた人々が尊重したのは、
本当に賢い事だったのです。
どの宗教が正しく、また、間違っているかなどの論争する前に、
彼らそれぞれの意思を考えた時、対立はなくなると、私は思っています。
こころ狭くありませんように。
人の四方、八方、幸福を考えた時、まったき叡智がお守り下さる事を
こころから願ってやみません。
H21.4.16 (木) pm7:15 記 コハマ ハクコウ