2020年8月花火


判定日BT7 hCG0.6

再測定日BT14 hCG25.4アップ

再々測定日BT21 hCG405.0アップ

再々々測定日BT24 hCG604.2アップ

再々々々測定日BT28 hCG641.6アップ



胚盤胞移植から1ヶ月。

胎嚢も見えず、ただじわりじわりと

上昇を続けているhCG。

ついに6回目のhCG測定日を迎えましたチーン


相変わらず、

胸張り・高温期などの症状が継続中な上に

この6回目測定日の前夜には

生理のような鮮血の出血がありました女性トイレ

生理周期が規則的な自分としては

この時期の生理はありえない事。

判定日後の生理様出血以降

茶褐色の出血はずっと続いていたので

この鮮血も生理ではなく

不正出血なのかなと、不安になるショボーン



そんな不安を抱えつつ、

この日も4F受付→10F採血💉



そして30分後

やっぱりね、な

内診室呼び出しえーん



この日の担当は恐らく

この1ヶ月内に当たった事のある女性医師👩‍⚕️



Dr.「今日はまた数値が上がっていたので

診させてもらいますね」



時間をかけ、丁寧にじっくり

診ている先生。

なんだかいつも以上に長く感じる...



長い



長いな....



そう思った時に



Dr.「あ...!!」


先生が声をあげ、言いました。



Dr.「これ.....

右の卵管に見えます!」


「え?」


Dr.「胎嚢らしきものが見えるので

ちょっと別の医師にも診てもらいます!!」



と、先生が慌てて別の医師を呼びに行き

別の男性医師が内診に来ました。



Dr.「あー、、、これかぁ。

うーん小さいけど、確かに見えてるね」


Dr.「やっぱりそうですよね?」



え...待って。

卵管て事は.....



Dr.「サクラさん

台からゆっくり降りて下さい。

この後診察室で詳しい

お話をさせてもらいますが

お腹が痛くなったりしたらすぐに

看護師に言ってください」



内診室を出て

診察室前で待っている間

"卵管 胎嚢"

とすぐにネットで調べる。

もちろん子宮外妊娠についての記事が

出てきて、どれも厳しい内容。



そして診察室へ。。。





hCG749.5


前回から4日で約100の上昇。

hCGは正常妊娠の場合、1日約1.5倍ずつ

増えていくそうなので、

私のこの長く鈍い上昇の仕方は

いかにも正常妊娠ではない特徴のよう。



Dr.「サクラさん

今日は右の卵管4mmほどの

胎嚢らしきものが見えました。

とても小さいですが

今後これが大きくなってきて

卵管が破裂するなどの危険があるので

これから別の病院へ行って、

子宮外妊娠の処置を受けて下さい」



子宮外妊娠...



なんだか全然信じられなくて

先生に食い下がる。



「本当に子宮外妊娠なんですか?

もう確定なんですか?」



Dr.「残念ながら、見えてしまったので...ショボーン

今後手術になるか、抗がん剤を使った

治療になる事もあるかもしれません」



...抗がん剤???

さっきチラッとネットで見かけたけど....



今日まで、念のためと思って

子宮外妊娠の事を多少調べてはいたけれど

頭のどこかでは

"きっと大丈夫"と思っていたから

もう全く頭がついて行かない。



一体なにがいけなかったのか、

先生に質問しました。



初診で卵巣が少し腫れてると

言われたけれど、それが原因ですか?



Dr.「それは問題ではないですね」



「じゃ、たまごが正常胚じゃなかったから

子宮外に着床したという事ですか??」



Dr.「むしろ胚は正常だった可能性があります。

ただ、着床する場所が悪かったという

本当に偶然というか...」



この答えはとてもショックでした。


正常胚だったかもしれないの....??



Dr.「これから子宮外妊娠に対応できる

病院に紹介状を出します。

どこかご希望はありますか?」



大病をした事がないから

すぐに思いつかない。。。

(後から思えば、ハタチ頃に尿路結石手術したところでも

良かったかなとは思いましたが)



確かどこかひとつ挙げてみたけれど

「あそこは子宮外やってないんですよねあせる

との事。


それなら、今後KLCと並行して通いやすい

近場はどうかと思い

「ではこちらから一番近いところは?」

と言うと、


Dr.「東京女子医大はどうですか?

同じ新宿区なので!」


加藤から近いなら良いかな、と思い

そこに決める。



先生はとても焦っていました汗

席を外してバックヤードのスタッフの方に

何か伝えに行ったのですが

「ガイニン!ガイニン!紹介状書くから..!」

云々言う声がこちらまで聞こえて来ました。

へぇ..そんな略し方するんだショック



そして戻ってきた時に

残っている胚についての

治療時期を聞きました。


すると



Dr.「あ〜あせるそうだ!

サクラさん分割胚残ってますよね!

うちは一度子宮外やった人の

分割胚移植は再度子宮外妊娠する確率が

高いと考えているので

今後移植の際は、胚盤胞まで追加培養

する事になります」


あぁ...

初期胚の卵管回帰説かぁ。。。

KLCでは

初期胚は移植後、一度卵管に回帰し

その後また子宮に戻って行くと

考えているそうなので

一度子宮外をやった事のある人には

初期胚移植を勧めないのだそうです。

そういう方針のクリニックは

多いのかな...。



Dr.「では今から紹介状出しますんで

この後すぐ!タクシーで!行って下さい!」


「え?!今から?タクシーで?!ポーン


Dr.「はい!

何かあったら大変なので、

タクシーで今すぐ行って下さい!」


自分は、出血がある以外は至って元気なので

先生の焦りに なんだかついて行けない。



紹介状とお会計を待っている間も

冷静というか

放心状態というか

とにかく気持ちが追いつかない。



子宮外妊娠は、全妊娠の1%程度。

体外受精だとそれより若干確率が

上がるらしいけれど

それでも1-3%だとか。



初めての体外受精で

1-3%の確率に当たるなんて

どれだけ引きが悪いの...



宝くじだって当たった事ないんだけど?

1-2回しか買ったことないけど



まだ残暑が厳しい8月の昼下がり

フラフラとKLCを出て

女子医大に向かったのでした。。。