学生の頃、友人の家で開かれたクリスマスパーティーに招待されました。
その友人とは家族ぐるみの付き合いで、よくお互いの家に行き来しているほどでした。
当然、友人のご家族とも親しくさせていただいており、気兼ねなく参加する事ができました。
その日は、あいにく家にいたのは友人とお母さんの2人だけでした。
私のほかにも共通の友人2人が参加しており、「おかげで寂しいクリスマスパーティーにならなくてよかった」と喜んでいました。
私も、大人になってからすっかりクリスマスパーティーというものに縁がなくなってしまっていたので、なんだか懐かしいというか新鮮な気分でした。
テーブルの上には、料理上手な友人とお母さんによる手作りのごちそうがズラリと並んでいました。
お店で売っていてもおかしくないほどの出来栄えで、私も別の友人2人も大感激でした。
豪華な料理に舌鼓を打ったあとは、お待ちかねのクリスマスケーキが登場しました。
しかし、お母さんが綺麗に切り分けてくれた時、ある事に気がつきました。
なんと、そのケーキのスポンジには私の苦手なレーズンが混ざっていたのです。
決して食わず嫌いなのではなく、実際に食べてみた結果苦手になってしまったものなのです。
だからといって、せっかく出していただいたものを残すわけにはいきません。
なるべくレーズンを噛まないようにしながら、なんとか食べきりました。
そういえば、レーズンが苦手という事を伝えた記憶はありません。
この時はちょっと焦りましたが、クリスマスパーティー自体はとても楽しかったです。