私はアラスカが大好きで、ほとんど自分はアラスカ人だと思っていますが、それ以上に八女人だと思います。
こうして故郷の八女にかえると、その風景にアラスカの大自然を見たときに感じる感動などとは違ったもっとしんみりと温かい気持ちがおこるのです。
これがその温かい気持ちを起こす風景です。
これは八女市の馬場の矢部川の土手から南を見た風景です。写っている川は矢部川、遠くに丘のように見える山は飛形山と呼ばれる400メートル強の低山です。
帰省中はほとんど毎朝この土手の周辺を散歩するのですが、この風景を見ているとほとんど無意識にあの「故郷」という歌の歌詞が頭に浮かんできます。「うさぎおいしかの山、小鮒つりしかの川、、、」まさにその通りなのです。実際に小学校へ登校する途中でうさぎを捕まえたこともありました。野うさぎかどうかわかりませんが久留米の動物園に寄付しました。川で鮒を釣って遊んだことは5回や10回ではありません。
最近は、父が車にのらなくなったので、弟が車で出勤すると車はありません。なので帰省中の僕の愛車はこれ。
この自転車で、家の周辺5−6キロをあちこち徘徊するのです。
田んぼを縫って流れる灌漑用の用水路、コンクリートで護岸されたときはがっかりしましたが、自然の力はすごいもので、底にはドロがたまり、岸辺には水草や葦が生えています。葦が不規則な動きをしているので見ていると、40センチくらいのスッポンが葦の隙間から出てきました。なんとなく嬉しくなりました。
サギが獲物を狙っていたり、小さくはない鯉やナマズがいたり。アラスカの大自然とは違いますが、八女の田舎の自然も息づいています。
毎朝の楽しみは、スーパーか近くのパン屋さんでサンドイッチやあんぱんと缶コーヒーをかって、子どもの頃よく遊んだ近くの神社へいって、座ってパンを食べることでした。雨で行けない日もありましたが後半は天気が良く、神社の大楠を見ながら最高の朝食を楽しむことが出来ました。
これがその神社と大楠です。
八女の周辺にはたくさんの楠の木がありますが、ここまで大きいのはなかなかありません。なんでも1500年くらい生きているいう話もあります。数年前に帰省したときはこの楠のきで生まれて育っているフクロウのヒナを見ました。
これがその時のブログの記事です。