鎮守の森のフクロウ | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

実は、5月下旬は九州の実家に帰っていました。

 

理由は歯の治療。神経を取った歯に冠をかぶせるのですが、こちらでは一つ約15万円。

それを2つなので、日本に帰って治療したほうが断然お得。ということで、2週間弱の九州の実家の滞在。

 

その間の楽しみが、近所の神社の大楠に住むフクロウの観察。

 

3年ほど前に帰省した時にフクロウの夫婦が住み着いているのは知っていましたが、今年も子育てをしている様子。

 

そして、私が帰省しているときに、2羽の雛が巣立ちをしました。

 

まずは、鎮守の森の楠の遠景の写真から。

 

これは神社のうらからとった写真。木の高さは30メートルはあるでしょう。

 

この写真中央やや左でやや中心上の葉っぱの茂みの隙間の拡大写真がこれ。

 

 

写真のほぼ真ん中に樹洞があるのが見えますが、これが子育てのための巣穴です。

 

これが、その木をしたから取った写真です。木の大きさの雰囲気が伝わればいいのですが。

 

そして5月最後の土曜日、2羽の雛のうち1羽が巣から地面に降り立ちました。

 

私はおりたところはみませんでしたが、熱心に観察している人がいてその人の目の前に降りてきたそうです。

 

私がいったときには、神社の社の廊下の上に。これがその写真です。

 

 

遠くは福岡市や県外からも熱心な人が観察や写真撮影に。親鳥は木の上からシッカリ見守っています。近づきすぎると頭上をとんで威嚇します。

 

野良猫がいるので心配しましたが、2日後にはまたちゃんと、高い梢の上にうつっていました。だれも現場を見ていないのでどうやった木の上にもどったのかわかりませんが。。。。

 

そしてそれから4日くらいして、2羽めの巣立ち。

 

今度は、メインの社の脇にある祠の屋根の上に。

 

 

こんな感じで座っているんです。

 

可愛いと言うか、なんというか。

まるで古い神社の守り神の小さな使いのような。

 

実家から歩いて10分もかからない距離なので、暇さえあれば通って、このフクロウたちを観察しました。

 

日本の田舎に残る古い神社の鎮守の森のフクロウ。

 

なんかアラスカの少しばかり怖いような大自然とは違う、もっと親しみやすい自分の故郷の自然。

良いエネルギーをもらったような。

 

無事、歯の治療も終わり。有意義な帰省でした。