前回の記事は中学から高校にかけて仲良かったK君の話でしたが、帰省中にはその他の中学の友達との
再会もありました。
幸運なことに中学の同級生のなかには世話好きの人物がいて、彼らが中学同級生の再交流の’中心的役割を果たしてくれているのです。
一人はN君、何かに付けて色々イベントを準備してくれます。
彼は昔からいわゆるスマートで物事をそつなくこなすタイプです。そんなで、私ならうまくやれない面倒な連絡や根回しなどもサラリと要領よくこなして、集まりごとを企画してくれます。
今回も、去年のこの時期と同様に、恩師一人と数人の仲のいいメンバーで故郷の周辺の名所をドライブしたり、夜には飲み会を準備してくれました。
これがその時のメンバー。
これは、私のとなりに写っているM先生のご自宅の縁側での写真。
N君は率先して撮影にまわったので写っていません。
おかげで、昔ほとんど話したことのなかったHさんとも話をすることが出来ましたよ。
夜の飲み会には他に4人ほどが加わり、楽しい宴になりました。
N君いつもお世話になります。私も仲間に入れてくれて本当に感謝してます。
もうひとりの世話役はO君。彼は中学卒業後、オートバイ、釣りと共通の趣味を通じて付き合いを続けた5人位の親しい友達の中の幹事役。昔からやる気が足りない男と言われ続けた彼、やる気さえあればもっと大物になったでしょう。
とはいえ、3人の娘と多くの孫に囲まれ賑やか幸せ生活。それに鮎釣りのシーズン中には通算で30回近く、釣りに行くそうです。羨ましい。実は彼こそが人生の達人なのかも。
こちらがその趣味のグループの寄り合いの写真。O君は付き合いよく両方の飲み会に来てくれました。
2枚めの写真前列一番手前がO君、後列の一番奥がN君です。
二人に感謝です。いつも、仲間内のつなぎ役になってくれて有難う。
この2つの会合、メンバーは少し違いますが、話しの内容はともに、中高年の会話になりました。
昔の共通の思い出話、病気をした経験、健康状態、なくなった親や友達、子供や孫の進学や進路。いつ定年するか?そして年老いてきた親の介護のことなど。
昔の思い出話は面白い、自分がしたことで憶えてないことを友達に指摘されたりします。それで恥ずかしい思いをしたり新たな親近感をもったり。
そんな何気ないやり取りが、人生のある大事な時期を一緒に過ごした仲間であるということを認識させます。
ここにいる人間は生き伸びているという意味では幸運ですが、そのなかでも運の程度はまちまちです。
同じ中学に通った仲間でもそれぞれ違った人生を生きています。たくさんの子供や孫のいるもの、子供に恵まれなかったもの。病気になったものと健康なもの。最近私は人生のかなりの部分は運だと思うのですが、こういう集まりにくると人生、どれだけ運が左右するか思い知られます。
それにこの歳になると面倒だったり、きつかったり、あんまりハッピーではない事柄も少なからず出てきます。そういうことをなんとなくシェアしながら、毎日の生活をなんとかポジティブに生きていこうとする意欲を充填してくれるのも昔ながらの友達だからかもと思いました。
皆、今年で60歳、人生の節目です。皆どうやって下っていくかみたいな話しになりがちです。
ここで一発もうヒト騒ぎ起こそうみたいな話しが出れば盛り上がるのですが。
ともあれ、皆それぞれに、こんな集いで翌日からの現実生活のためのエネルギーを充填したかんじでした。
勿論、わたしも。
色々面倒はありますが、またしばらく頑張りましょう。