日本帰省パート1 | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

日本から帰ってきて3日ほど経ちましたが、まだ時差ボケで少しぼーっとしています。

 

でも、日本でのことを忘れないうちに簡単に書き留めておこうと思います。

 

まず、今回の目玉は中学の同級生、K君と久しぶりにあったこと。

彼は野球部、僕はバレー部でしたが、二人とも長距離が強く駅伝部に所属していました。その他、自転車でウロウロしたり、漫画の立ち読みをしたりと中学時代はよく一緒に遊びました。

 

私が育った頃の九州の田舎では、男は友達に親友などとは言いませんが、彼は今で思うところの親友です。

 

一度などは、女の子と話しをするのが苦手な私のため、私が当時好きだった女の子と話しをする段取りをしてくれたこともありました。おかげで、私はその女の子と初めてちゃんと話しをすることが出来ました。結果はうまく行きませんでしたが、今考えるとあれは人生の貴重な1ページです。

 

彼は、中学卒業後ある大企業の訓練生として和歌山に行きました。

和歌山にいってからも、八女の田舎に帰ってきた際は、自分の家よりもウチの実家の離れに泊まり込んで一緒に遊んでいました。

 

あの頃は、ホントにこのままずっと一緒に友達で深く付き合っていくのかなと思っていました。あの頃の友達というのは、友達になったとか友達を作ったとかいうのではなく、気づいたら毎日一緒に遊んでいたみたいな。あんな関係はその後の人生では起こりませんでした。そんな深い昔からの友達のひとりです。

 

僕は彼の和歌山での結婚式にも出席して、その後何度か彼の住まいにもあそびにいきました。

 

でも大人になるというのは不思議なことで、その後付き合いも途絶えていました。

 

今の時代、多くのヒトは一箇所に住まず、仕事も変えます。その結果付き合う人間も変わっていきます。

私たちのような田舎生まれの人間にとっては、住む場所が変わったり付き合う人間が変わることがいわゆる出世だったり偉くなったりすることに関係しているのようですが、それも不思議で馬鹿されたようにも思えます。ともあれ、今の時代うまく生きていくことと言うのはになにかしら変わっていくことと深く繋がっているようで、私達もそんな人生をたどりました。

 

最後にあったのはアメリカに来る2年ほど前なので34年くらい前。しばらくお互いの連絡先がわからなくなっていたのですが去年の帰省時に共通の友達を通じてまた連絡が取れるようになりました。今回は僕が八女に帰るのに合わせて帰省してくれました。

 

これが中学3年のとき長崎県の西海橋まで往復2百キロほどサイクリングした時の写真、左が私です。44年ほど前、15歳です。

アルバムに入ったままスマホで写真をとったので光っていてピントもあまいですが、我々にとっては貴重な思い出の一枚です。

 

 

そしてこっちが今回、一緒に阿蘇の大観峰までドライブしたときの写真。

 

 

ドライブの前日、前々日もあって、この34年間お互いどんなことをしてきたのかのアップデート。

 

彼にはもう孫が。僕には子供なし。その後の人生も全然違って趣味も全く違います。でも話していると、一皮むいた中身はお互いほとんどあの頃と一緒のような気がして安心しました。これが幼馴染のいいところでしょう。

 

昔からの友達というのは不思議に有り難い。気取ったり構えたりする必要もないし、そんなことをしてもすぐ子供のころの中身が見破られます。良くも悪くも、中身がバレています。案外人間というのは成長していろんな経験をつんでもあんまり変わらない芯みたいなものがあるのかもしれません。

 

これからの人生、あと何年あるかわかりませんがまた楽しい付き合いをしていきたいと思います。