紅鮭釣り | アラスカの自然に囲まれて

アラスカの自然に囲まれて

アラスカ州のアンカレッジは自然がいっぱいで、季節の移り変わりを日々肌で感じる自然に密着したくらしです。このブログでは、ここアラスカでの釣りや山登りなどアウトドアライフを中心に、私の見た事、感じたことなどを独断と偏見で紹介します。

6月11日にキーナイが解禁になると同時に紅鮭釣りで忙しくなります。重要な食料確保です(笑)。

 

キーナイに流れ込むロシアンリバーに産卵のため遡上する魚をねらうのですが、鮭釣りは遡上数とタイミングが全てです。

 

アラスカのフィッシュアンドゲームという魚の管理局の情報では6月11日時点では遡上数がすくなかったのですが、1週間後くらいから遡上数急上昇。毎日2000−4000匹が産卵地に到達。そのへんの情報を見た上で釣行をきめるのですが、今年は最初が18日の週末、そして次が25日の週末。2度ともHさんと一緒に、彼のRV(キャンピングカー)で現地1泊でいきました。

 

初回は、土日で3匹ずつリミット達成で6匹。

2度めは、産卵場所に到着した魚の数が目標2万3000匹を超えた為、1日のリミット6匹。

 

少し苦労はしましたが、銀ピカの紅鮭を2日で12匹ゲット。

 

大きさ65−70センチで大体3キロちょっと。

 

 

この時期のやつはまだ性的に成熟しておらず、オスでもあまり背中の出っ張りや鼻の曲がりがなくほっそりしています。

精巣や卵巣もまだあまり大きくなく、身には脂がのっていて大変美味しいです。

 

これで18匹、ヒトにあげたりする分も含めてこれで充分。

 

これはうちの庭で処理する前です。この他に6匹。

 

釣ったあとにエラと尾の部分を切って血抜きをして、現地で内蔵やエラをとって持って帰ります。

 

 

9匹は内蔵やエラを取った状態でビニール袋をピチッと巻いて冷凍。

 

残りの9匹は3枚下ろしで皮あと鱗のついたままバキュームパックして冷凍。

 

きちんとバキュームで冷凍されていれば、1月くらいまでは刺し身で美味しく食べれます。

 

もちろん塩焼きも美味しいですが、軽いみりん干し、味噌漬け、酢じめ、叩きや炙り、味噌煮、照り焼き、カルパッチョ、それから冷燻など色々工夫して美味しく食べています。

 

白鮭のように臭みがなく、生でたべると甘みが強くちょっとアマエビのような感じです。寄生虫がおおいのでもちろん一度冷凍してからです。

 

筋子は、塩筋子か味噌漬け、そして冷凍。おにぎりの中にいれると最高です。

白子は生姜じょうゆでにると大変美味しいです。

 

コストコなどで買うことができますが、買うと大体1匹45−50ドル、それにどんな処理をしているのかわからないので生食出来ないので、自分で釣って食べるのがベストですね。

 

アラスカに住んでいる日本人の多くは釣りかディップネットで食べる分をとっているようです。

 

そんなわけで、たくさん取れてメデタシメデタシ。