黴との対話 その4 | akyoonの異端の医学と不思議な情報

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医学や健康医療の【トンデモ論】を主としています・
本人はいたってまじめ。 しかし自分で自分を検証できないので、眉唾と取捨選択が必要。


「やっと、わしらの役目を説明できるところに来たかな・・。わしらが汚物の掃除役ということを。
わしらはそんな汚物を食べて処理してやっているんじゃよ。おまえたちが溜め込んだいろんな汚物によってわしらの仲間もいろんな種類があるわけじゃ。
つまり、食する物の好みがあるという様なものかな。
わしらは食べることによって、増えていけるし、食べた後から次々と役目を終えて死んで行く。そうして食べるものがなくなったら、そこにはもう居ることは出来なくなる。」
「汚物が好物なんですか?」

「そうじゃわい、汚物こそわしらの大好物なのじゃ。だから汚物の種類が増えれば増えるほど、わしらも増える。
ああ、自然は単純明快じゃの~~う。
(ばい菌は目をつむって、またしばらく、なにかに酔っているようだった)

「では、ばい菌やウィルスは我々の病気の原因じゃないと言うわけですか?」
「結果じゃよ。直接の原因ではない。
われわれの仲間がそこに居たとしてもじゃ。」
「そこに居るからこそ、原因と言われるんじゃないですか?」

「まだ分からんのかい。やれやれ・・・真の原因はおまえたちが汚したものにあるということを・・・・
いろんな毒素が血液を濁し、それをきれいにしてやるために浄化作用が起きる。それがあんた方人間に備わった自然良能力と言うもんじゃよ。
自然はごちゃごちゃしているようで、じつにシンプルだということを受け入れられないのかな。
わしらはそのお手伝いをするだけじゃよ。
決して、原因じゃなく結果だということじゃ。
起きた結果をいくら責めてもムダじゃろうがな。」
(古老のばい菌は、すこしイライラし始めて来た様子である。)

「でも・・・、パスツールとかを始め、いろんな医学者たちの実験で確かめられて来ていますよ。」
「ほほう、出てきたわい、その事が。お前たちのお偉いさんたちは間違っていなかった。しかし、間違ってしまった。」
「?????・・・」

「実験室内では正解であっても、それを自然界もそうだと決めつけた事がそもそもの失敗じゃったようじゃのう。自然界は試験管のなかでもフラスコのなかでも無いんじゃよ。
たかだか試験管のなかの実験を自然界に当てはめて見ることが無理なんじゃな。
わしらは自然に生まれ、自然に死ぬ・・・役目がなくなれば。」
「それでは、ばい菌やウイルスは自然に発生するということですか?」

「そう、気が付いたかな。わしらは、最初は発生するんじゃ。ワクんじゃ。汚いところからなあ。
そうして、汚いものがあればそれを掃除してやって、さらに増殖する。食べる分だけ食べた奴から死んで行く。そしてついにそこに食べ物がなくなると存在できないから死んでしまう。
わしらがわいて出て来ることを認めない医学じゃからのう~、これからも迷走しそうじゃ・・・
わしらの仲間のうちでも善玉菌と呼ばれて、お前たちから可愛がられている奴らも自然にワク。ありがたくてワクワクするじゃろ。」
(こいつ、へたな駄洒落を・・)

「では病気はからだの中の汚物が原因であって、後からついてまわるものなんですか? やはり、伝染するんじゃないですか?」
「そうじゃ。が、あくまで、わしらを病気の原因とするならば、おかしいところも出てくるはずじゃろう。」
「おかしいところとは?」

「わしらがそこに居なくても同じ症状にもなるということじゃ。
それを実験で証明してみせてくれたのが、レィリーとかいう人物じゃろう。知っているかい? 彼はイシあたまじゃあ無かった様じゃなあ。
全然病原菌を入れなくて、結核、腸チフス、赤痢などの伝染病の症状を発生させて見せたというんじゃないかな。
それと、強いコレラ菌を飲んでも、なんともない事を実証して見せてくれたペッテンコーフェルとか言う御仁も居た。」
(こいつ、どこからこんな情報をとりいれるんだろう。ホントにばい菌のなかまと通信しているんかな?)
「あんたがたの中にも菌の自然発生を認めた者は少ないけど居るんじゃな。ただ、大多数の学者が認めないでいるだけのことじゃ。」
「学者ばかりか人類ほとんどがそう思っていますよ。」

「これで、お前たち人間様が浄化作用を起こすのに、必ずしもわしらは介入しないということが分かったじゃろう。もしわしらがそこで働くときは伝染が原因じゃなくて、誘因というところかな。誘発性と言ってもよいか。
主体はあんたがたの浄化作用であって、わしらは従属、付随しているような存在じゃよ。
早く毒素を掃除してやれる“お助け人”いや、ひとじゃないから、“お助け菌”かな。ほっほっほ。」
ばい菌は皮肉な笑いを浮かべていた。

「わしらは、最初汚物のなかからわいて来る。そして、汚物を掃除する。他所に食べるものがあれば、そこにも移って食べてやる。食べるものが無くなれば消えて行く。」
「では、ばい菌やウィルスを防ぐ方法はないんでしょうか?」

「そんなことは無い。
防ぐというより、わしらの食べるものが無ければ良いんじゃがな。
血液をいつもきれいにしておくことじゃな。汚いならきれいにすることじゃな。
「それにはどうしたら良いんでしょう?」
「な~~に、汚いものを入れない。汚いものを出すことのできる浄化作用を素直に受け入れることかな?。」
「素直に?・・・ 具体的には?」

「そうじゃの~う、自分では入れないと言っても、あんたがたは親から、またその親からけっこう受け継いでいるからなあ。それに今のお前たちの暮らしでは否応無しにどんどん入っているし。」

「除草剤、殺虫剤、いろんな添加物などでしょう?それに公害物質になるような・・」
「さすがにそこまでは分かって来たようじゃな。
だがな、話したようにまだ恐ろしい薬剤には目をつぶっている。」
オレは話しに割り込んで言った。
「ドラッグなどと言われる麻薬類でしょ。いま政府でも盛んに警鐘をならしていますよ」。

「ふん、さきほどのわしの話を聞いておらんかったようじゃな。
麻薬と薬剤と区別している理由はなんじゃ?」
「薬剤って医薬品のことですか?」
「そうじゃよ、いちばんかんじんなものを忘れているのかい?
麻薬も医薬に使われる薬もどこが違うというんじゃ?もとを正せばすべて毒ではないかな。」
「そりゃあ、薬は毒だとはいうけど・・・」
オレの頭は認めたくない気持ちでいっぱいだった。

「それだけ分かっていながら、なぜそこで分からなくなるのか。わしらには不思議でたまらんわい。」
「でも、医薬品の場合は副作用のない程度にきちんと決められた分だけ使っていれば問題にならないはずですが。」
「・・のはず・・か。」
オレを軽蔑したような目で見て、ばい菌は話を続けた。

「いいかね、自然は人間様の都合などは受け入れてないんじゃよ。
どう思って使おうと、それはそれ。毒は毒。ただあるがまま、そのものを受け入れるだけじゃ。
たとえそれが善意で使われようが、悪意で使われようが、そんな事には関係なしで、ただ法則に合った因果関係が起こる。原因は毒でその結果は浄化作用。
そうして、わしらはその掃除のために、そこから“わいて”それを食い尽くす。」
「・・・・・・・」

だから、薬の種類が増えればわしらも種類が増える。強い薬が造られると、わしらも強い菌やウィルスとして登場する。叩けば叩くほど強くなるのがわしらの宿命じゃ。
始めに言っただろう。掃除役のわしらは大自然の申し子のようなものじゃということを。」

「でも、医学の研究の進歩によっていずれは世界の伝染病は克服されると言われています。」
「あんたが何を信じようがわしらには関係ない。ただ自然から与えられた役目を続けるだけじゃ。なにを選ぼうとわしの知ったことじゃないがな。」

「これだけ言っておいて、そんな、無責任な・・どちを信じて良いのやらさっぱり分からないじゃないですか。」

「ホウッホッホッホホホ~、わしらはばい菌じゃからのう。責任などとれないわい。わしらの責任はただあんたらのからだの毒分を食い掃除のお手伝いをすることだけじゃ。
毒になる薬を増やせば、そこにはわしらが現れる。ホッホホ、いたちごっごじゃのう。
わしはもう言いたいことをいったし、満足じゃ。もうなんにも苦しゅうない。気が晴れたわい」
(こいつ!オレのあたまを混乱させることばかり言って・・ナンダ!!)
「それに今は大自然の力が増しているからのう。今後はますます活躍しなければならないようじゃ・・・」
「大自然の力が増している?」

「そうじゃ、太陽の力じゃよ。地球上のすべてのものはこの太陽様の影響を受けるんじゃ。
その力の源としての象徴が黒点と言われているが・・。
この太陽の力によって地球上の浄化の力が全般に増すようじゃのう。まあ、悪いことではない、不調和を調和させる大調和の働きじゃからのう。」
ばい菌はますますオレに分からんこと話し出した。
「太陽の黒点が地球上の浄化作用を強めるんですか?」

「そういうことらしいのう。すべての浄化作用が強くなることらしい。」
「病気が増えるんですか?」
「そのなかでも病気はその主なるもののひとつになるじゃろうが。
おまえたちの中にも最近のインフルエンザについて、太陽の黒点の活動とウィルスの活動の活発化を関連づけている学者さんも現れたようじゃが。わしらの活躍も大自然の浄化作用という機能に組み込まれた存在じゃから、これからますます働かされそうじゃな。」
「伝染病と言われるような病気が増えるということですか?」
オレは少し不安げに聞いた。

「まあ、そんなに不安がることはない。浄化は悪いことではない。すべてをきれいにする働きじゃ。
大自然に順応することじゃ。大自然がおまえたち人類を、どうかしようとして滅ぼそうなんてことは考えないことじゃ。
すべてが人類のために必然で必要なことしか起こらないことをようく認識すれば、恐ろしいことなんか何もないはずじゃ。」
ばい菌の古老はオレが不安がる様子を見て、諭すように言う。
(ああ、ばい菌になぐさめらているオレは、いったい・・・)


オレはばい菌に泣きつくように言った。
「信じられないですよ。そんなことは。」
「わしが言ったことがそうであるかどうか、それはあんた自身が物事をよく見つめて行って決めるしかないのう。
だれもそれを強制できないし、そして、だれもあんたの代わりになって決めてはくれないのじゃからのう。
ただ、繰り返すが、わしらは汚れたところに現れ、汚れたものを食い、そして、死んでゆく。
そんな役目を与えられたのだから、わしらの仕事を増えるかどうかはそこの点にしか無いのじゃ。」
古老のばい菌はすこし疲れたような様子で淡々と語っている。



まだ、その5につづく