食と生命より まちがいだらけの食情報 | akyoonの異端の医学と不思議な情報

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医学や健康医療の【トンデモ論】を主としています・
本人はいたってまじめ。 しかし自分で自分を検証できないので、眉唾と取捨選択が必要。

       食と生命より    その2
・・・・・・
の中毒であることを証明。それ以来、化学調味料の安全性について大論争が巻き
起こり、未だに決着をみていない。

それにつけても、昭和四十八年の石油ショックを契機に、某大手メーカーは石油
節減を理由として石油合成化学調味料――アメリカでは当初から輸入禁止してい
る――の製造を中止するに到った。

ことの真相は知るよしもないが、おそらく近い将来に、必ず安全問題が再燃し、
消費者パワーの槍玉に上げられることを知っての対策であろう。たとえ原料は天
然物でも、その実体は化学物質と考えるべきである。


余談になるが、この論争の最中、チクロ旋風(発ガン性が証明)が巻き起こり、
あっという間に市場から消えた。ズルチンが消えて僅か一年目、残る人工甘味料
サッカリンだけ。
この発ガン性をめぐりていまなお論争がくすぶりつづけている。

いずれにせよ、いまの食生活においては、単に食塩制限をすれば良いというよう
な短絡的思考では健康を保持することばできない。化学塩を自然塩に切りかえ、
化学調味料をやめ、肉食過剰と野菜不足を解消するといった食生活全般に亘って
改善をはかる必要があることを銘記すべきである。


  今後に残された課題

アメリカの「食事目標」が、肥満対策を第一目標にかかげ、その具体的指針とし
て、自然殻薬食を中心にした食事改善を国民に呼びかけたことば、アメリカの現
状からみて当然のことであり、それなりの評価はできる。
だが、この「食事目標」をガン対策という視点から検討すると、大きな問題点が
残されている。
アメリカの「食事目標」が殻薬食を奨励する一方で、動物食の問題にほおかぶり
して、現状のままで良い、と青(※途中不明ーーーー後は本書をお読みください)


している点だ。日本人の場合、国民死因の首位はガンであるから、この問題を見
過ごして通るわけにはいかない。

とにかく、現在のアメリカの食事目標は肉食問題について一言も触れていない。

まさに「ガン問題」と「肉食問題」は現代医学・栄養学の聖域であり、それに触
れることばタブーでもある。
アメリカの「食事目標」が、いまひとつ冴えない理由はここにあっ、両?点晴を
欠く所以でもある。

“仏つくって魂入れず”とはこのこと。折角の自然穀菓食も、これでは片手落ち
といわざるをえたい。
いったい、なぜこんなことになったのだろうか?なぜアメリカの妥事目標いは肉
食問題に深く立ち入らなかったのだろうか?
この問題は次章において詳細に述べるので、ここでは省略するが、少なくとも正
しい食生活とは何か?という問題を考える場合、肉食が重要なポイントになる―
―ということだけを念のためつけ加えておく。


  日本の食事事指針」について

最後に、われわれ日本人にとって、直接関係のある日本人の食事指針――厚生省
が発表した「健康づくりのための食生活指針」(昭印年5月)の全文を紹介して
おこう。
この「指針」は、一見すると大変に出来映えよく感じられるが、その内容にはか
なり問題点が多い。幸い森下敬一博士が各項目毎に問題点を指摘しておられるの
で、その全文(「自然医学に訓号・昭和?年9月号)を収録さでていただいた。

なお、同博士の指導される正しい食生活指針も文末に掲載したので是非参考にさ
れたい。


「健康づくりの食生活指針」(厚生省)を採点する
昭和六十年五月、厚生省から「健康づくりのための食生活指針」が発表されたの
はご承知のとおり。日本国民が健康増進と成人病予防のためには、このような食
生活が望ましいという五つの指針を打ち出したものである。
欧米では、政府によるこの種の食生活指針は珍しくないが、日本では今回が初め
て。外国で実施しているからわが国でもと、鋭意努力して発表に漕ぎつけたのは
大変結構なことである。

しかしその内容は、八年前のアメリカ食事目標の水準にも達しておらず、肉食中
心の従来の栄養学から一歩も出ていない。採点すれば、百点満点の三十点。期待
はずれの“答案”ということである。
次にその問題点について述べてみよう。


    多様な食品で栄養バランスを

まず第一、バランスをとるために一日三十種もの食品を拠る必要があると述べら
れているが、食生活を正しく改善するために一番大事なことは、主食中心主義の
食生活に変えることである。
アメリカの食食事目標がこの点に気づき、従来の栄養観を一紛して、主食中心主
義に一八O度方向転換したことは、高く評価できることである。

しかるに、今回発表された日本の要生活指針は、戦後一貫して指導して来た従来
の栄養学「主食はどうでもよい。副食を主食として、バランスのとれた食生活を
行なう必要がある」という、大変無茶な考え方を押しつけている。

これは完全な間違いである。
大体、食べ物のバランスをとると簡単にいうが、実際には、それは大変に難しい
ことである。
何故かというと、食べ物の栄養効果というのは、食べる人の精神的な状態、阻し
やく回数、消化液、腸内細菌などの要因によって変わってくるからである。

同じ食べ物を同じ量食べたとしても、同じ栄養効果が身体に与えられることは、
絶対にあり得ないということは明らかである。現代栄養学が教えているように、
栄養素通りの栄養効果がわれわれの身体にプラスされるということは、奇跡でも
ない限り起こり得ないということである。

   栄養価は人によって違う
分かりやすく説明するために、肉と野菜のバランスを考えることにしよう。
肉を食べた場合の栄養効果は、同じ一人の人間が同じ量をとったとしても、幼児
期、少年期、壮年期、老年期ではそれぞれ異なる。日によって効果が違うとも言
える。
また、徹夜の重労働でクタクタになって食べる場合と身体のコンデションの良い
時に食べる場合とでは、同じ量を食べても、効果がまるで違う。
したがってその栄養効果を測定することは簡単にはできない。まずは不可能とい
うべきである。

肉を食べると、身体の中に老廃物つまり肉の毒が残るが、その最も十人十色、人
によってそれぞれ違う。それをどのようにして測定するか、という問題もある。


一方、「肉の毒を消す野菜のアルカリにしても、どの程度身体の中に吸収される
かということは人によって千差万別で、これもまた測定することば非常に困難で
ある。

体内に残る肉の毒の量が未知数で、それを消す野菜のアルカリの吸収最も未知数
であるとするならば、そのバランスをどうやってとるというのだろう。未知数と
未知数では、バランスのとりようがないことは明白である。

食べ物のバランスをとるということは、便利でもっともらしい表現の仕方である
が、それは事実上不可能であベランスは主食で  る。つまり一日に三十食品も
の食品をもれなく組み合わせてバランスとるなどということは、初めから出来な
い相談。


それでは、食生活のバランスはどうやってとるのか。それは簡単明瞭。主食中心
主義の食生活にすることである。

どこの国でも、その上地でとれる作物の中で最もバランスのよくとれている作物
が主食となっている。したがって主食中心の食生活をしているとバランスがくず
れる心配がない。
逆に言うと、バランスのとれた食生活とは、主食をしっかりと摂り、副食のバラ
ンスなどを考えなくてもよい食生活の在り方を指すのである。


というわけで、第一項の「多様な食品で栄養バランスを」は、「主食中心の食生
活にして副食の数をなるべく少なくする」に改めるペきである。


今回の「食生活指針」は、活字にするともっともらしく見えるが、以上述べたよ
うに、アナだらけの指針であることは否めない。

日常の生活活動に見合ったエネルギー第二項にある日常の生活活動に見合ったエ
ネルギーは、二五OOカロリーを目標にしているようであるが、これは日本人の
一般的な生活活動からすると、いかにも多過ぎる。激しい肉体労働をする時には
、当然カロリーを多くとらなければならないが、普通の都会生活者の場合には、
二OOOカロリー未満で充分である。

ちなみに世界の“長寿郷”のカロリー摂取量を挙げると、東洋のカラコルム山脈
の南にあるフンザでは大体一二OOカロリー、南米エクアドルのビルカバンバで
は約一五OOカロリー、ソ連のコーカサス地方では一八00カロリー程度である
。平均すると大体一五OOカロリーということになる。この程度のカロリーで、
彼らは大変な長寿を保つている。


それに比べると、文明社会においては、総体的にカロリーをとり過ぎる傾向にあ
る。余計なカロリーをとり過ぎると長寿ばおぼつかない。日本は平均寿命が世界
一になったというが、文明社会という“短命国”の中においては、肉その他の動
物性たん白食品を食べる量が少ないから、比較的長命である、というだけのこと
であって、世界には、さらに上手の“長寿郷”がいくらでもある。


    脂肪は量と質を考えて
第三項では、動物性の脂肪を減らして植物性の脂肪を増やすように指導している
が、これはその限りにおいては正しいといえる。しかし、それ以上に大事なこと
ば、脂肪よりもたん白質を動物性のものから植物性のものに切りかえることであ
る。その点に触れていないのは片手落ちである。
肉の脂肪を見るとよくわかるように、動物性の脂肪は常温で固形化している飽和
脂肪酸で、これば身体にとってあまり良くない。常温において液体である植物性
の不飽和脂肪酸をとる必要があるということでる。

魚の脂には、マグロのトロのように白くかたまる飽和脂肪酸の部分もあるが、大
体において不飽和脂肪酸であり、肉の脂と違って安全である。

われわれの身体にとっては、脂肪よりもむしろたん白質の方が大きな問題である

たん白質の場合、植物性のものが動物性のものよりはるかにすぐれている。二年
前に、それを裏付けるデータが西ドイツのマックス・フランク栄養生理学研究所
から出されているので、それを紹介しておこう。


   修正されたたん白質所要量
このマックス・プランク栄養研はドルトムント大学の付属機関で、世界の栄養学
の“指令塔”でもある。
かつては、肉をどんどん食べるようにとの指令を出していたが、最近次のような
データを発表した。
われわれの身体では、毎日、たん白質が消耗している。何らかの形で補充しなけ
ればならないが、その場合にどんな種類のたん白質をとったらよいかということ
について、同研究所で長いあいだ調査研究と結果である。

それによ  、「体重一グラムに対して一グラムのたん白質が必要であって、体
重六Oグラムの人のたん白質を、肉のたん白質で補充しようとすると六Oグラム
必要である。
しかし、それを植物性のたん白質で補うと半分の三Oグラムですむ。さらに同じ
植物の中でも、発芽中の植物のたん白質で補うとすれば、それの半分の十五グラ
ムで充分である」というものである。

つまり、植物性のたん白質で補充する場合には、肉ほどたくさん食べる必要がな
い。肉よりも植物性のたん白質の方が質的にすぐれており、われわれの身体に対
して馴みを持っていて、はるかに有効に作用するということである。



われわれの身体に必要とする最も良質のたん白質は、モヤシ、カイワレ、ブロッ
コリといった目下成長しつつある活性化された植物のたん白質。
次いで穀物、豆類、野菜の中に含まれている植物性たん白質で、肉のたん白質は
この中では一番質が悪いということになる。

これは、われわれのたん白質に対する考え方を一八〇度転換させる重大な発表で
ある。今まで、肉や牛乳などの動物性たん白質が最も良質であり、ぜひとも必要
であると教えられていたが、世界の栄養学の“指令塔”マックス・プランク栄養
研はそれを完全に否定し、植物性のたん白質の方が動物性のそれよりもわれわれ
の身体に対して質的にすぐれていることを明確にしたのである。

このように具体的な数字こそ出さなかったが、植物性のたん白質が肉のたん白質
よりも  はもりとも   私どもは、三十年前から終始一貫主張してきた。
マックス・プランク栄養研はそれを実証してくれるかにすぐれていると、たこと
になる。


第三項の脂肪の問題についての指摘はそれなりに結構なことであるが、たん白質
についての正しい指針も出すベきではなかったろうか。
たん白質の問題を“逃げている”ところが気になる点である。