友人に背中を押されなければ、

高1の夏に抱いた恋心は、

一生胸のなかにしまっておいたに違いない。

 

 

 

「両想い」という甘美な響きに、

膨らむ気持ちが抑えきれなかったのもある。


 

 

だが当時の僕はそれ以上に、

恋も友情も「一歩踏み出さなければ始まらない」と信じた。

 

そして、

こちらから愛を打ち明け、

差し伸べる勇気こそが

男としての誠実さ」だと信じて

告白に踏み切ったのだ。

 

 

 

結果は惨敗。

 

さらにこの後、

傷ついた心に塩をすり込まれるような、

あまりにも残酷な光景を僕は目にすることになる。

 

 

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