本日5月3日は憲法記念日ですね。
現在の日本国憲法が1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されたことを記念する日ですね。
憲法の問題は、護憲なのか改憲なのか、9条をどうするのか、最近だと天皇の問題をどうするとかいろいろ論じるべきポイントが多くてなかなか大変なところですよね。
まあ、僕の教わった憲法の先生も「入り口は広いけど、極めるのが大変なのが憲法学です」みたいなことをおっしゃるくらい奥深い学問ですからね。一筋縄ではいきませんね。
(にしてもあの先生があのように話題になるとは僕は思っておりませんでした。気になる人は読書会のときにでも聞いてください。)
憲法を学ぼうにもいきなり分厚い本を読んでもあれなので、今回は僕が読んでみてよかった入門書を紹介しようと思います!
ぜひゴールデンウィークの時間のあるときにどれか1冊でも読んでもらえたらと思います
樋口陽一『個人と国家』集英社新書、『自由と国家』岩波新書
憲法学の大重鎮樋口先生の新書でございますね。いかに個人の自由が憲法において大事かを説いておりますよ。
長谷部恭男『憲法と平和を問い直す』ちくま新書
政治的に有名になった先生ですね。9条と憲法の関係とかを学ぶにはここからではないかと。
大澤真幸・木村草太『憲法の条件』NHK出版新書
若手の憲法学者である木村草太先生と社会学者の大澤真幸先生が集団的自衛権とか憲法にまつわる問題を対談したのをおさめた本ですね。
小室直樹『日本人のための憲法原論』集英社
小室先生は多くの社会学者を育てた伝説の東大教授ですね。
小室先生の政治的立場はまあ結構右なんですが、この本は比較的標準的なことを分かりやすくまとめているかと。小室先生は学問の入門書を書くのがお上手なので、他のも読んでみるといいかもしれません。
以上がとりあえずのおすすめ本です。憲法の奥深さを知っていきましょう