『このハンバーガー、ピクルス忘れてる。』 若者カップルあるある!? | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

 

悪食 60点
今年 22本目

監督、脚本 木村聡志
出演    平井亜門
      石川瑠華
      森ふた葉
      まるぴ
      手嶋実優
      中島歩

木村監督の群像劇で出てきたキャラクターたちの織りなす恋愛模様。
新宿武蔵野館へ。

鑑賞結果、思わずニヤリとする話でもあるんだが、現実の彼女なら勘弁してくれというあるある映画。

ここからネタバレ満載でいきますからご注意を⁉️



観覧車に乗ってる男女。男は先輩(平井亜門)、女は後輩アキ(石川瑠華)。先輩はアキに告白をするのだが敢えなく撃沈。


観覧車はまだ登り始めたところ。気まずい空気の中、アキは何気ない話をするように先輩に促すのだが、無意味だと拒否する先輩。ここでアキは無用に先輩に圧をかけていく。先輩はたまらずくだらないことを言うのだが2人の会話は噛み合わないまま観覧車は到着するのである。


後日、ハンバーガー屋でバイトをしている先輩。バイト仲間のなっちゃん(森ふた葉)に告白されるが振られたばかりの先輩は答えを保留する。


その少し前に先輩は澤(まるぴ)を相手に告白の予行練習をするのだが、うまく行かない未来が見える予行練習。


はたまた先輩はアキと映画デートをしているのだが、アキは怒っている。何かしでかしたみたい。アキに一方的に怒られる先輩。許しをこうも怒りは収まらない様子。このやりとりは馬鹿馬鹿しい。
で、次は結婚した先輩が奥さんのアキに怒られている。結婚指輪を無くしたと。
そこでもまた2人のわけのわからない論争がエスカレートしていく。
仕事先のハンバーガー屋で無くしたから明日探してみると。

別なカップルの話に飛びます。男(中島歩)がハンバーガーを買って帰ると彼女はおかんむり。怒られている最中に何気なくハンバーガーを見てるとそれに対しても怒りが爆発。あるあるなカップルの喧嘩にアホらしくなってると、取り敢えず食べようと。しかしトッピングのピクルスが無い。袋をひっくり返すとそこから結婚指輪がころりで落ちてきた。


エンド。

なんだかよくわからないカップルのオムニバスなのですが、関係性がいまいち分からない。
もしかして関係性は関係ないのかも。
単純に少ない役者でなんとなく役割分担しただけなのかと思えば納得もするのですが。いわゆる劇団のワークショップ的な。
内容は全てがカップルあるあるの彼女に一方的に怒られている彼氏設定。
アハハっ、と笑ってられるのは最初だけで、だんだん居心地が悪くなる。
自分にも思い当たる節が。
しかし今考えるとこんな彼女はごめんだなぁ。疲れます。
多分、彼女側から見ればこんな彼氏はごめんだと言われそうですが。
なんとなくお気楽に観れるかなと思って飛び込んだ映画。お気楽だけどどこか疲れた映画でした。
わざわざ劇場で観る必要はないかと思いますが、地上波には絶対来ないだろうなぁ。配信かYouTubeかな。