『デューン2』 今作は面白い! | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

 

悪食 80点
今年 21本目

監督、脚本 ドゥニ・ビルヌーブ
原作    フランク・ハーバート
脚本    ジョン・スパイツ
出演    ティモシー・シャラメ
      ゼンデイヤ
      レベッカ・ファーガソン
      ジョシュ・ブローリン
      オースティン・バトラー
      フローレンス・ピュー
      デイブ・バウティスタ
     クリストファー・ウォーケン


SFアドベンチャー「デューン」の続編。
新宿バルト9へ。

鑑賞結果、映像美が前回と同じように素晴らしい。しかし今回はそれだけでは無く、ストーリー性と戦闘シーンや巨大サンドワームに乗るシーンなど上がります😄

ここからネタバレ満載でいきますからご注意を⁉️



宇宙で最も価値が高いと言われるスパイス。それを唯一収穫出来る星が砂の惑星と言われるデューンだ。
その惑星を手に入れたものが全宇宙をも征服出来ると信じられてきた。
その星ではスパイスを管理するアトレイデス家とハルコネン家が争い続け、前作ではアトレイデス家はハルコネン家の陰謀によって滅ぼされ、後継者のポール(ティモシー・シャラメ)と母親ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)だけが生き残った。


そして今作はそれからなのである。

前作は長々と歴史上の説明があったりと盛り上がりの欠ける展開で、はっきり言って眠気を我慢するのが辛かった。
唯一、いいと思ったのは映画的スケール感のある映像美とも言える絵作り。
2作目も辛いのかなぁ?と思って観に行ったら良い意味で裏切られました。
映像は前回以上に素晴らしく、ストーリーも面白く映画として満足な一本の出来上がりです。

ポール(ティモシー・シャラメ)はついに反撃の狼煙を上げた。


砂漠の民フレメンに救世主と持ち上げられたが、ポールは救世主としてではなく、ハルコネン家への宿敵者として立ち上がった。
フレメンの中にもポールを救世主として祭り上げる者がいる一方、自分達だけで対抗すべきだという若者グループに分かれていたが、ポールは若者グループのチャニ(ゼンデイヤ)と心を通わせ、フレメンを一つにまとめ上げていく。


そしてフレメンとして認められる為、巨大サンドワームをのりこなす試練を乗り越えるのである。



このサンドワームの乗りこなしがまさにカウボーイのロデオの様なものであるが、相手は馬どころの大きさではなく、まさに怪物的な生き物。それを乗りこなすなんてまさに自殺行為。


フレメン以外には出来ないと言われていた芸当をポールはまたデューン1の大きさのサンドワームに挑むことになった。

この映画のまず最初の見どころはここである。
とんでもないスピードで砂漠を駆け抜けるサンドワームをロープとフックだけで背中に乗って乗りこなすなんて馬鹿馬鹿しいほど適当な話だが、映像的には物凄く上がります。
そして何よりもサンドワームを乗りこなしている姿はまるでとんでもないスピードを出すスポーツカーを操るが如くで「イヤッホー」と声を上げたくなるほどです。


ハルコネン家と戦うには力が足りなかったポール(ティモシー・シャラメ)だったが、昔の友人ガーニイ(ジョシュ・ブローリン)の力を得て、アトレイデス家の隠し持っていた核弾頭を手に入れます。


その力を持ってポールはシャダム4世(クリストファー・ウォーケン)に決闘を挑むのです。シャダム4世は代理人としてフェイド・ラウサ・ハルコネン(オースティン・バトラー)を指名するのです。


命の水を飲んでいたポールは母ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)がウラディミール・ハルコネンの娘だということを知ります。つまり、フェイド・ラウサ・ハルコネンは血を分けた従兄弟ということだった。
ポールはフェイド・ラウサ・ハルコネンを決闘で殺し勝利する。
シャダム4世の娘イルーラン(フローレンス・ピュー)は父シャダム4世を殺さないことを条件にポールの妻になることを承諾した。


こうしてポールはデューンの統治者となったが、帝国を支配するコリノ皇家はポールの即位を認めず進軍を開始した。
こうして戦いの火蓋が斬られたのであった。


続く。

と、こんな内容の映画です。3部作と最初から言っているので次があるのでしょう。
もともと「デューン」は6作からなる小説ですが、ポールの話は2作目で終了するそうです。
どんなエンディングになるのか楽しみなのですが、やはり悪食は基本的には続き物は嫌いです。
しかしそれをもってしてもあまりある圧倒的な映像美が素晴らしく、また次回作を期待させる内容になっているので、観て損にはなりません。
是非、この映画こそ劇場で観るべきです。出来れだけ大きなスクリーンで。
お楽しみください。